バーボンウィスキー大百科
バーボンウィスキーに魅せられ、飲み続けた銘柄は800種類を突破。そのテイスティング記録、思い出の銘柄、コラム、飲み歩き日記など、バーボンはもちろんアメリカンウィスキー全てに関するお話と魅力を語ります。
えっ?ニューヨーク産のバーボンウィスキー!



※写真は武蔵屋さんのブログより
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酒屋で有名な武蔵屋さんのブログを見ていたら、「ニューヨークからやってきたウィスキー!」という記事を見かけました。もちろん、ケンタッキー産ではないので、バーボンではありませんが、ニューヨークで作られたウィスキーなんて聞いたことが無かったので、思わず見入ってしまいました。
写真左:ハドソン・フォーグレイン・バーボン 46%(プルーフ表示無し)
写真中:ハドソン・ベイビー・バーボン 46%(プルーフ表示無し)
写真中:ハドソン・マンハタン・ライ 46%(プルーフ表示無し)
厳密には「アメリカンウィスキー」なのですが、なぜか、「バーボン」と名乗っています(笑)!
たぶん、その方が分かりやすいからなんでしょうね。
実際、原料もニューヨーク州産のコーンを使用し、熟成の樽もアメリカンオークを使用しているそうなので、熟成したコーンウィスキーかバーボンに近い味になるのでしょうか。ちなみに、フォーグレインやライの詳細は不明です。
※下記はブログ記事中の「ニューヨーク・タイムス 2006年6月21日の記事」抜粋
1825年にはニューヨーク州には1,000もの小さな蒸留所があったが、メジャーなウイスキーの台頭によって現在は13の蒸留所があるのみとなっている。2001年にブライアン・リーとラルフ・エレンゾの二人がドイツのポットスチルを使い、ハドソン・バレーで収穫できるりんごを使ったウォッカと小麦を使ったウィスキーの製造を再開させました。2002年に5万ドルを支払って、Aクラスのフルーツブランデー製造のライセンスを取得し35,000ガロンの新商品を造り上げました。さらにライセンスを拡張し、ハドソンバレーで収穫できるりんご、ポテト、とうもろこしやブドウを使ったフルーツブランデーやウィスキーを製造し始め、2005年の夏に、初めてオーク樽で熟成されたウィスキーのボトリングを行いました。
ニューヨーク産のウィスキーもそうですが、1800年代に1000近くも蒸留所があったというのは驚きました。
肝心のウィスキーですが、”超限定入荷商品”だそうですが、これが高いですね~!
ハーフサイズで10,500円(税込み)だそうです。
う~ん、珍しい貴重なボトルなのでしょうが、購入にはちょっと勇気がいるかも知れません。
詳しくは、下記の「武蔵屋」さんのブログをご覧下さい!
注:9月21日(日)の記事です。
武蔵屋さんのブログ
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アメリカンウイスキーの底力!ウィート・ウイスキー登場

先日、鷺沼のBar Sal’sで「ウィートウイスキー」を飲んできました。ウィートとは小麦のこと。通常のアメリカンウイスキーは、コーン、ライ麦などを中心に作られ、バーボンウイスキーならばコーンが51%以上、ライウイスキーならばライ麦が51%以上、そしてコーンウイスキーならばコーンが80%以上と定義付けられています。つまりこのウィート・ウィスキーは51%以上の小麦から作られたウイスキーということです。Sal’sのマスターいわく大昔に作られたことはあるそうだが、少なくともここ100年ほどの歴史の中では世に出たことはないとのこと。ですので、このウィートウイスキーはとても珍しく、言ってみればアメリカンウイスキーの新たなる挑戦ということになります。
味わったウィート・ウィスキーは下記の2つ。。。
*ヘヴンヒル・バーンハイム・オリジナル90P
*W.Lウェラーカスクプルーフ121.9P※写真
⇒前者は口当たりからまろやかで甘さも深くとても飲みやすい。ヘビーな感じは全くなく、非常に好感が持てる味。後者も非常にまろやか。より甘さも深くなり、とろりとしたコクも増してくる。しかもカスクにも関わらずヘビーでなく、エグイ辛さもない。時間が経てばたつほどまろやかさが増す。最初から最後までいい気分で味わえる。
正直、どちらもおいしいし、自分の好みにも合う。たぶん、誰が飲んでもこれらの良さは感じるのではないかと思う。小麦から作られる特有の甘さがとてもよい形で出ていると思った。最近のバーボン(アメリカンウイスキー)は昔ほどの良さが出ていないと言われがちだが、こういうものが出てくると、アメリカンウイスキーの底力を感じる。バーボンそしてアメリカンウイスキーファンとしてはとても嬉しい限りです!
*飲んでみたい方は、「Bar Sal’s」へ是非どうぞ!
Bar Sal’s
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