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私のバーボン人生:第6話~新たな出会い

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関西の名店訪問を楽しんだ後も精力的に関東のお店を飲み歩いていきました。2003年になり、その頃、私の飲んだバーボンの数400種類になっていました。その頃になると、徐々にではありますが追いかける銘柄も頭打ちに成り始めました。そんな中、あるバーボンのサイトの掲示板に横浜でバーボンの専門店がオープンするという情報を目にしました。場所を見ると「上大岡」という見慣れない地名。横浜でもなければ関内でもありません。本当にそんな場所に(上大岡の方ごめんなさい!)バーボンの専門店があるのか半信半疑でした。でも、当然ながらまずは行くことにしました。

そのお店の名前は「ShotBar BOURBON(ショットバー・ブルボン)」、正直、お店のドアを開けるまで半信半疑状態でしたが、開けてみるとそこはバーボン一色!店中バーボンで埋め尽くされていました。その当時、私はとにかく飲んだことのない銘柄を追いかけていました。「オールドヴァージニア12年」、「ケンタッキーノーブルマン」、「モニュメントバレー12年」、「ストーンキャッスル#2」などなど、今思えば「そんなに血眼になって探すボトルか?」と言われちゃいそうなものもありますが、当時の私は「飲んだことが無いものは新旧問わず飲みたくて仕方が無かった」のです。ジョージアムーンにも、ミルウォーキーズクラブにも、そして呂仁にも無かったボトルがこのお店の棚に並んでいたのです。私はものすごいテンションが上がり、興奮したのを今でも覚えています。

そんなマニアックな私をお店のマスターOさんは暖かく出迎えてくれました。Oさんは30代の方で、私より少し年上の方ですが、話を聞くと、私以上にバーボンマニア。ですので、私のような飲み手の気持ちをとてもよく分かってくれていて、ボトルを見たくて店の中をうろちょろしても、新たに開封したボトルのハーフショットでも、快く対応してくれました。

今まで色々なお店でバーボンを飲んで来ましたが、Oさんほどバーボンに強くこだわりを持ち、強く愛着を持っているバーテンダーさんは初めてでした。バーボンの味わい方、ボトルのラベルに書かれている地名から蒸留所を判別する方法、バーボンの歴史や現在までの流れなど、楽しいバーボン談義の中でさりげなく教えてもらいました。今まで私はとにかく銘柄だけを追いかけて飲んでいただけに、目から鱗が落ちるような話ばかりでした。

このお店は単にバーボンの数があるだけではありません。バーボンの楽しみ方自体が色々できるのです。その後、何度も通いましたが、ひとつの銘柄にテーマを決めて禁酒法時代から現在までのボトルを飲み比べるイベント、クイズを出して当たったら何か1杯サービス、バーボンの利き酒をして当てたら貴重なオールドボトルを一杯サービスなどなどユニークなこともしてくれました。今振り返ると、もの凄い貴重なボトルも開けてくれたと思います。ここのお店でヴィンテージバーボン(ここで言うのは1970年代以前のボトル)の魅力に開眼できたと思っています。

ShotBar BOURBONそしてOさんとの出会いが、私にとってバーボンの魅力をさらに発見するきかっけになったのは間違いありません。私のバーボン人生の中ではとても大きな出会いになりました。

その後、数年上大岡でお店を営業された後、2007年7月ついに東京進出を果たしました。今も東京・銀座にてバーボン専門店として活躍しています。数少ない”現在進行形”のバーボン専門店です。これからも期待しています!

「第7話」へ続く。。。

※銀座「ShotBar BOURBON」
殆ど毎日更新中。お店の情報だけでなく、バーボンの銘柄紹介など盛りだくさんです。
ShotBar BOURBON

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私のバーボン人生:第5話~浪速が、日本が、そして世界が誇るバーボンの雄「呂人」~

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関東のバーボン専門店「ジョージア・ムーン」、「ボギーズ・バー」、「ブラック・ハート」、「ミルウォーキーズクラブ」、「ライムストーンウォーター」、「曼荼羅屋(現在閉店)」、「バナナバー」を飲み歩く日々が続いていたある日、仕事の出張で大阪に行く用事が出来ました。当然、私はこれを機に関西のバーボンバーに行こうと計画をしました。関西のバーボンの名店の噂は色々聞いていましたが、その中の”ある店”の噂は東京のバーボン専門店のあちこちから日々聞いていました。「ジョージア・ムーン」のマスターは”あそこは日本一だし世界一”と評し、「ブラック・ハート」のマスターは”あそこは気ちがい(もちろん良い意味で)です”と評していました。そんな噂を聞いていたので、私は迷わず、その店に行くことを決めました。そのお店の名は大阪・守口にある「呂仁」でした。

お店に入ると早速数々のバーボンがお出迎え。思っていたよりお店は狭く、正直最初は「そんなに言われているほど数はないな・・・」などと思っていたら、建物全ての階(その当時は3階まで)にカウンターがありびっしりバーボンに埋め尽くされていました。まさか3階までバーボンで埋め尽くされているとは露知らず、飲んでいる途中で教えてもらいびっくりしました。
確かに”世界一”だとか”気ちがい”と言われる理由がよ~く分かりました。

これだけの凄い数あると、何を飲もうかと悩んでいたところ、店員の方に「ストーンキャッスルOLD No.53」を勧められました。この当時はまだ日本で発売前でマスターTさんの繋がりで先に呂仁に入荷したそうです。それくらいバーボン業界に影響力がある方なのです。そして、ストーン・キャッスル繋がりで非売品のワイルドターキー原酒のボトルも味あわせていただきました。これは蒸留所を訪問した際に樽から特別に分けてもらったボトルとのことです。そんなエピソードやバーボン談義を楽しみながら、「JTSブラウン6年BIB」「オールドエズラ15年特級」「コロネルランドルフ16年」と進んでいきました。

ある程度味わった頃、店員の方が「こんなのどうですか?」とお勧めボトルを上から数本持ってきてくれたのですが、これがまた凄いものばかり!全部禁酒法時代のボトルの数々。その当時、私はそんな時代のボトルは見たことも、味わったことも殆ど無かったので、度肝を抜かれてしまいました。「スペシャルオールドリザーブ」、「サニーブルック17年(1917年)」、「グッケンマイヤー・ライ(1914年)」など見たことも聞いたこともないボトルでした。「グッケンマイヤー・ライ(1914年)」などは樽を一度ドイツに送り熟成し、ボトリングしたという珍しいボトルでした。とにかく最初から最後まで凄いボトルのオンパレードで、関西の名店の夜を満喫しました。

私が伺った日は運悪く有名マスターのTさんは不在で、他の店員の方にお相手をしていただきましたが、さすが呂仁の店員さん、かなり知識も豊富で、私の知らないこともいろいろ教えて頂きました。今度はマスターのTさんがいらっしゃる時にまた再訪したいです。

そんな感じで関西の名店訪問を楽しみ、その後も関東のお店を飲み歩いていきました。その頃、私の飲んだバーボンの数400種類になった頃、追いかける銘柄も頭打ちに成り始めました。そんな中、あるサイトの掲示板に横浜でバーボンの専門店がオープンするという情報を目にしました。このお店とマスターこそが私のバーボン人生の中でとても大きな出会いになるのでした・・・

「第6話」へ続く。。。

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私のバーボン人生:第4話~さらに広く、さらに深く~

東京で怒涛のバーボン飲み歩きをしていた私は、徐々にバーボンの知識も増え、終売になったマニアックな銘柄も覚え始めました。元来の凝り性ぐせが出て、知ると是が非でも味わいたくなってしまい、その頃通っていたお店で片っ端から在庫を聞いては、試していました。ただ、それでもどこにも置いていない銘柄もあり、どこかで飲めないものか探していました。

そんなある日、埼玉の川口にで私の飲みたい銘柄が揃っている店があると言うことを聞きました。噂では関東一の品数を誇ると言われていて、その時は東京ではなく埼玉にそんな店があるということが信じられなかったのですが、行ってみてそれが嘘でないことがわかりました。そのお店こそが「ミルウォーキーズ・クラブ」です。

お店は2階がレストラン、3階がバー。お店の階段の途中にびっしりバーボンが並んでいて、終売のボトルや見たことも無い銘柄があり、驚きました。お店はいわゆるカウンター・バーというより食事が出来るダイニング・バーという感じ。驚いたのはバーボンのメニュー表があることで、完売したバーボンも含め、全銘柄がびっしりリストに載っていて、本や雑誌などでも見たことが無い銘柄も出ていて、見ているだけでも楽しい気持ちになりました。

最初に来店した日は「オールド・ヴァージニア8年」、「オールド・グロームス10年」、「オールド・グロームス116年」、「メーカーズ・マーク・レッド特級」、「エヴァン・ウィリアムズ23年1968」など味わいました。注文する銘柄がマニアックだったせいか、途中からマスターSさんが色々珍しいものを紹介してくれたり、バーボンのお話をしていただきました。このSさんはバーボン業界・ウィスキー業界では有名な方で、十数年間バーボン専門(もちろん、ビールなど他のものもかなりの品揃えですが)にお店を営業されているため、かなりの銘柄に詳しく、80年代後半~90年代初頭のマニアックなバーボンの品揃えはぴか一でした。バーボン談義を進めていく中で、ありがたいことに、「オールドグロームス12年121プルーフ」や「イーグルクエスト15年」などもサービスで少し味見させていただいたりと、とても嬉しい限りでした。

こうして「ジョージア・ムーン」、「ボギーズ・バー」、「ブラック・ハート」、「ミルウォーキーズクラブ」と、マニアックなバーボン道をまっしぐらに進んで行きました。その後、東京でも、バーボンが豊富なお店を見つけました。それが「ライムストーンウォーター」、「曼荼羅屋(現在閉店)」、「バナナバー」の3店。この3店を加えた全部で7軒のバーを時間を作っては飲み歩きました。そういう生活が続いたある日、出張で大阪に行く用事が出来ました。当然、私は関西のバーボンバーにも目を付けました。実は関西には関東に勝るとも劣らない(噂では関東以上)の名店が有り、その中でも品揃え世界一とまで言われる大阪・守口にあるバーを尋ねたのでした。。。

「第5話」へ続く。。。

※埼玉・川口「ミルウォーキーズクラブ」
ミルウォーキーズクラブ

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私のバーボン人生:第3話~怒涛の東京飲み歩き物語

「ジョージアムーン」でバーボンの魅力にすっかり取り付かれてしまった私は、他のバーボンの豊富なバーへ行ってみることにしました。こうして2002年6月のある日、まず私が訪れたのは新宿の「ボギーズ・バー」でした。横長の狭いスペースにびっしりバーボンが並び、装いはまるで西部劇のイメージ。バックバーに並ぶ約200種ほどのボトルはもちろんバーボン。しかも、バーボン以外はビールしかない。だから、「バー」と言うよりは「酒場(サルーン)」という方がしっくりくる。スタンディングで飲む人、1杯のバーボンを一気に飲み干し帰る人など、ワイルドな飲み手が集まってくる。こんな中で味わうバーボンも、これはこれでいいものだ。場所は新宿だが、全体的に値段はかなりリーズナブルで、気軽に立ち寄って飲めるのがいい。しかも、この当時は結構珍しいものも揃っていたので、その後も何度か通いました。

定員のNさんは気さくなお兄さんという感じで、とてもユニークなキャラ。時にはおちゃらけ、時にはまじめと緩急の使い分けがうまく、訪れるお客を楽しませていました。ご自身も90年代初頭のいわゆるバーボンブーム時代から飲んでいるので、その当時からの銘柄には詳しく、マニアックな銘柄も教えてもらいました。

そして、時同じくして、通ったのが、国分寺の「ブラックハート」です。”都心ではなく、東京のはずれに、バーボンが揃うバーが本当にあるのか?”と半信半疑でしたが、好奇心いっぱいの私を充分満たしてくれました。ここの魅力はなんと言っても「厳選されたボトル」です。単に数では、他のお店に負けるかもしれませんが、置いてあるボトルはかなり良いものばかり。また、値段もごく一部を除き、全て1000円~2000円の範囲で、中には”これ、ほんとそんな値段でいいの?”と思いたくなるボトルもありました。一例を挙げると、「エヴァンウィリアムズ23年1969」2,000円、「パピーヴァンウィンクル23年」2,000円、「オールドケンタッキースペシャルリザーブ15年」1,000円など。その他、「I.W.ハーパーBIB1974」、「オールドテイラーBIB1917」、「オールドクロウBIBホワイト」、「I.W.ハーパー99」など激うま・珍しいバーボンなど色々飲むことが出来ました。

マスターのIさんはお若いのに、とてもバーボンに詳しく、ご自身もオールドバーボンに魅せられているとのこと。2001年には現地へ行き、蒸留所見て廻ったりもしたそうです。銘柄にはかなりこだわりを持っていて、数には興味が無く、スタンダード以外はあくまで自分がおいしいと思い、自身を持って勧められるバーボンだけ厳選して置いていると言っていました。その当時は私もまだバーボン初心者だったので、勧められたものを何度かお任せで飲みましたが、今振り返れば、かなりいいお酒だったと思います。ある意味、昔かたぎの職人を思わせる方でした。

こうして、「ジョージアムーン」「ボギーズバー」「ブラックハート」と都内のバーボンが豊富な店に通う日々がしばらく続き、その合間にも、銀座「JBA BAR SUZUKI」、「洋酒博物館」、「ディノバー」などへも飲みに行ったりしました。そんな日々の中、あることがきかっけで、品数が関東一とも言われている埼玉・川口の”あるバー”へ行くことになるのでした。

「第4話」へ続く。。。

※東京・国分寺「ブラックハート」
ブラックハート

※「ブラックハート」を紹介したコラム
美酒・美味達人伝
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私のバーボン人生~第2話:走り始めたバーボンへの情熱

同僚と二人で初めてジョージアムーンの扉を開けた日は、私にとって本格的なバーで初めて飲む日でもありました。お店は地下にあるこじんまりとした隠れ家的な空間で、とても雰囲気がいいです。カウンターに座り改めて周りを見渡すと、すごいボトルの数で圧倒されてしまいました。また、今思えば当然ですが、メニューが無いというのにも面食らいました。どうしようか悩んでいたところ、目の前にあるボトルが気になりそれを注文。それが「オールドフォレスター(一昔前のボトル側面に凹凸があるもの)。きれいに削られた丸氷に注がれたフォレスターを一口(当初はロックで飲んでいました)。やわらかく飲みやすかったのを今でも覚えています。結局この日は「オールドフォレスター」と「ベーシルヘイデン」を飲み、デビューを飾りました。

バーで飲むバーボンにはまった私はその後、機会を見つけてはジョージアムーンに通いました。バーボン最新カタログに出ている気になる銘柄を次々にトライ。ノブクリーク、ベーカーズ、パピーヴァンウインクル20年、マーティンミルズ24年、バーボンヴァレイ24年などなど。とにかくかたっぱしから飲んでいきました。

そんな感じで通い続けていたある日。当時のマスターIさんから「ちょっと面白いことしてみませんか?」と提案が。駆け出しだった私は素直にお任せしてみました。そこに出てきたのが、「オールドグランダッドBIB」の2種。そのとき私はストレートで出されたのと見た目に違いが良くわからないボトルに戸惑いましたが、「とりあえずそれぞれ飲んでみてください」というIさんの言葉に従い、飲んでみました。すると驚くことに味が全く違ったのです。その後のお話でこれは新旧のボトルということが判明。そのとき私は「古いお酒ってこんなにおいしんだ~。やっぱり味わうにはストレートだな」としみじみ感じ、バーボンの面白さに開眼。この日を境にストレートで味わうようになりました。ちなみに、このマスターのIさん、当時まだ20代で私よりも若い方でしたが、バーボンはもちろんお酒にかなり詳しく、色々なことを教えてもらいました。そういう意味では私の最初のバーボンの師匠でもあります。

この後、週3回平均で通うようになり、当時300~400種類のバーボンが揃っていたので、新旧様々な銘柄を楽しみました。ちょうど、この頃から私のテイスティングノート(単なる感想程度ですが)もスタートしました。ジョージアムーンで出会うバーボンとIさんとのお話はとても新鮮で、行く度ごとにバーボンにはまっていきました。ジョージアムーンで飲み続けて数ヶ月経った頃、バーボンが豊富にあるといわれている他のバーにも行きたくなりました。こうして2002年6月新宿の「ボギーズバー」、国分寺の「ブラックハート」へと足を運ぶのでした。。。

「第3話」へ続く。。。

※中野「ジョージアムーン」
ジョージアムーン
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プロフィール

ランドルフ

Author:ランドルフ
当サイトにアクセスありがとうございます。バーボンウィスキーにはまって以来、飲みに飲み続けて早6年。取り続けたテイスティングメモの数が800種類を突破しました。良くも悪くも凝り性のため、世界中に出た全てのバーボンを味わうことを目指しています。同じウィスキーでもバーボンは下火傾向ですが、スコッチやシングルモルトに負けないくらい魅力があります。そんなバーボンの魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。

※ハンドル名は私の大好きなバーボン「コロネル・ランドルフ16年」から由来しています。

※バーボンそしてウィスキー好きの方、もしよろしければ何かコメントやトラックバックを是非残してください。

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