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1/28今日のバーボン:1杯のバーボンは百薬の長!?

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仕事のストレスとここ数日間の飲み疲れで絶不調!今日、起きたのも結局、昼過ぎ。とはいえ今日は新年早々のバーボン仲間との定例会なので、逃す訳にはいかない。夕方までおとなしく過ごし、夕方からいざ!横浜・上大岡の「ショットバー・ブルボン」へ。新年最初のせいか、珍しく?集まりが良い。こうして、2006年の定例会がスタート。

今日の銘柄は。。。
*テンハイ特級(ハイラム・ウォーカー社時代)80P※写真左
*テンハイ(バートン社時代)80P
⇒前者は80年代、後者は90年代のボトル。比較はこんな感じでした。
・香り
80年代:フローラル。バニラ香の広がりが良い
90年代:フルーティー。少し時間を置くと落ち着いてしまう。
・味
80年代:まろやかで、とろりとしたハチミツのような甘さ。余韻も長め。
90年代:クリーミーで深い甘さ。バランスはいいが、余韻はやや短め。
最初、90年代の方の甘さがいいかな、、、と思ったが、時間が経った時の味は80年代の方が良く、総合的に見たらやはり80年代の方が良かった。

*イーグル・レア10年101P
*イーグル・レア15年107P
⇒数年ぶりに味わう。10年の方は甘さも出ていて良いのだけれども、ちょっとピリピリした辛さも強く、アルコール臭が強めなのが残念。15年は度数こそ高いが、ドライな印象は薄くカラメルのような深い甘さもあって中々いい。15年の方は見直したかも。

*ジョニー・ドラム15年101P※写真中
⇒これまた数年ぶりに味わう。まろやかで深い甘さが目立ち、最後まで甘さが消えず、余韻も長い。自分の好みにも合うし、改めて気に入りました。これはけっこういいかも。

*ヘブンヒル・オリジナル・バレル5年107P
⇒この銘柄はこれで何度目だろう。「これ本当に5年か?」と何度も疑いたくなるくらい味が深い。コク・甘さ・辛さの3拍子揃って際立っていて、かなりおいしい!そしてブルボンのお手ごろ価格もかなりおいしい!!

*J.W.ダント・オールド・バーボン80P※写真右
⇒1970年代のボトル。味はいたってやわらかい。フルーティーでまろやか、深い甘さが目立つ。やわらかいタイプのとてもいしい銘柄。私の好みと違うが、こういう味わいもまたとてもいいと思う。

*謎のバーボン・ボジョレー樽熟成(ショットバー・ブルボンスペシャル)
⇒マスターが”あるバーボン”をボジョレー(赤ワイン)の空き樽に入れ、独自に熟成させているオリジナルバーボン。マスターはほんと、面白いことをして楽しませてくれる。最後のほうで、ちょっと酔っていたが、飲んでみて僕はワイルドターキー8年と思ったが、どうも違ったようだ。甘さは深く、ちょっと辛さが強かった印象。次回再チャレンジ!今、しらふになって改めて考え、マスターのヒントも考慮すると。。下記の条件を満たすものではないかと思う。。。
1.それほど高級ではない。でも安ものでもない。
2.度数はやや高め
3.きっとマスターがお気に入りまたは多少は気になっている銘柄。⇒実験するくらいだから、愛着があるとは思うな。。
4.はたまた、昔好きだったが、今のものはちょっとおきに召さなく、ワイン樽で寝かせることでいい味になることを期待している。
。。。という推理の元、私は「ある2つの銘柄」にたどり着きました。これは次回マスターに直接確認してみます。これが違うなら、私は降参です!!

体調不良の1日だったが、結局飲み始めたら、それなりに調子が良くなってしまった。やはり僕にとってバーボンは薬なんだろうかな。
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1/27今日のバーボン:3種類のバースデイ・バーボン

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今日は会社がお休み。ゆっくりめに起き、ランチは近所のビストロ「ふなば亭」へ。日替わりフレンチの「豚ロースのトマト煮 ロベール風」を味わう。豚肉のソテーをピクルスの入ったトマトソースで煮込んだものだが、これがまたおいしい。私はピクルスが苦手だが、無駄な酸味が抑えられていたので、最後までおいしく頂けた。ほんと、ここは何を食べてもおいしい。ランチの後はTSUTAYAで映画「50回目のファースト・キス」を借りる。記憶が翌日になると消えてしまうという女性とその女性に毎日恋焦がれる男の笑いあり、せつなさありの、ハワイを舞台にした、コメディタッチのラブストーリー。主演が私のお気に入りのドリュー・バリモアだから見ないわけにはいかない。決しておせじにも秀作ではないが、こういう作品は見ていて和む。それに毎度のことながらドリューの笑顔にはノックダウン!

さて、こうしているうちに、夜の帳はおりて、バーボンタイムがやってきた。今日は久しぶりに、鷺沼の「バー・サルズ」へ。もちろん、ここの名物は珍しい最近出たバーボンの数々。

今日の銘柄は。。。
*オールド・フォレスター・バースデイバーボン2003 93P
*オールド・フォレスター・バースデイバーボン2004 94P
*オールド・フォレスター・バースデイバーボン2005 96P※写真左
⇒これはオールド・フォレスター発売元のブラウン・フォーマン社創始者の誕生日9月2日を記念して毎年発売されているボトル。発売は2003年から。せっかくなので最初のものから一気に飲み比べをした。3つの比較でまとめたいと思います。
・香り
2003:フローラルで甘さが濃厚。プラム、森の木、インク、バター、生クリームなど。
2004:フルーティーな甘さ。メロン、ミルク、インクなど。
2005:芳醇な甘さで、ブランデーの様。樽、土、梅酒など。少し時間を置くとフルーティーになる。
・ボディ
2003:ミディアムボディ。時間を置くと一層まろやか。
2004:ミディアムボディ。2003よりまろやかだが、時間を置くと弱まる。
2005:ライトボディ。まろやかさは弱め。
・味
2003:深めでフルーティーな甘さ、熟したフルーツ。程よい辛さ。甘さが長く続き、余韻も長い。
2004:芳醇で深い甘さ、バニラやカラメル。程よい辛さ。最初こそ甘さが深いが、フィニッシュは弱まり、余韻も短い。
2005:芳醇な甘さ、ただ比較的弱め。ドライでピリッとした辛さ。甘さの中に樽や土のような味わい。フィニッシュもドライめ。
同じオールドフォレスターでも3つ共に違いが感じられ、非常に面白い。個人的には2003年の甘さとまろやかさ、そして余韻の長さがとてもよかった。

*オールド・リップ・ヴァンウィンクル15年・サムズ・スペシャル107P ※写真右
⇒アメリカ・シカゴの大手酒屋「SAM'S WINE&SPRITS」が独自に樽を買い付け、ボトリングしたボトル。香りは芳醇な甘さ。バニラ、生クリーム、ナッツなど。面白いことに米の香りも出る。味は芳醇な甘さとピリピリした強い辛さ。甘さと辛さの間に樽の味が強く現れる。少し時間を置くと甘さはカラメルやブルーベリーの様。オールドリップ15年の特徴の渋みはあまり感じなかったが、深い甘さと強い辛さは顕在。とても面白いボトルだ。

マスターのマイケルさん(通称)とはブログの話題や最新バーボン事情など色々な話で盛り上がる。今年のゴールデンウィークにマイケルさんコーディネートのバーボン&テネシー蒸留所巡りツアーもあるので、なんとか参加したい。



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1/25今日のバーボン:パピー20年で気分をリセット!

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今日は会社でとても腹が立つことがあった。給料日だったが、外では飲まず家まで直帰。この気分を切り替えるには、お気に入りのバーボンしかない!ということで、”あの葉巻をくわえたおっちゃん”に助けを求めた。

今日の銘柄は。。。
*パピー・ヴァン・ウインクル20年 90.4P
⇒いつもと気分を変えロックグラスでストレート!グラスを変えただけだが、香りの立ち方が全く違う。ショットグラスと違い、甘さの広がりより華やか。このパピー20年に関しては、何度も日記に書いているが、ほんといい味している。少し時間が経つとよりまろやかさが増し、さらにおいしくなる。このお酒、私はほんと好きだな。。。

バックミュージックに「トム・ウェイツ」。そして、今日は村上春樹の旅エッセイ「もし僕らの言葉がウィスキーであったなら」読みながら味わった。厳密にはこのエッセイはスコッチやアイリッシュの話だが、そんなことはどうでもいい。同じウィスキーの話しだし、こういう本を読みながら、バーボンを味わうのもたまにはいいものだ。すっかり上機嫌で眠りに就いた。

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私の思い出のバーボン~第7話:ベリー・ベリー・オールド・フィッツジェラルド15年

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私が飲んだ数多くのバーボンの中でも抜群の香りと味を放ったのが、この「ベリー・ベリー・オールド・フィッツジェラルド15年」。しかも、ただの”ベリーベリー”ではありません、1954年蒸留、1969年ボトリングの”べりー・ベリー”です。

このボトルと出会ったのはおなじみの横浜・上大岡の「ショットバー・ブルボン」。開店当時行っていた「コニサーズクラブ」(3回で現在活動休止中)というイベント。会費1万で貴重なバーボンを6種類味わえるというものです(最近のもの3種+ヴィンテージ3種)。その記念すべき第1回が「オールド・フィッツジェラルド」でした。実はこの当時の私はフィッツ系の銘柄にはあまり興味がありませんでした。と言うのも今では幻となった「ベリー・ベリー・オールド・フィッツジェラルド12年」を味わったとき、周りで騒がれているほどの良さを私は感じなかったからです。そのため、1万円出して参加することを少しためらったのです。でも、やはり熱きバーボンへの好奇心が勝り、参加しましたが、結果は私の想像以上の大当たりでした。

まず、芳醇な香りの大洪水!バニラ香やフローラルな甘さも出て素晴らしい香り。味は芳醇で深い甘さで、熟したフルーツや上品なブランデーやポートワインのような感じ。口の中に広がる甘さは全く衰えず、最後まで素晴らしい余韻を見せます。正直、このボトルの良さは、口や文章ではうまく表現できません。”とにかく理屈抜きにうまい!” あまりのうまさに、うなりっぱなしでした。本当はこの日、他にも1960年代のボトルに、1936年蒸留のボトルも飲んでいるのですが、このベリーベリーがあまりにおいしすぎて、他の印象が弱くなったくらいです。

マスターもその後、数多くのボトルを開けては飲んできたそうですが、これ以上のバーボンには出会っていないそうです。今振り返れば、”心から参加してよかった~”と思っています。1950年代蒸留の”ベリーベリー”には目が離せません。
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1/23今日のバーボン:ヴァン・ウィンクルの夕べ

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今日はとにかく寒かった。こんな寒い日は、やはり飲んで温まるしかない!ということで、会社を出たらバーを目指す。今日は色々候補はあったが、久しぶりに東京・明大前の「バナナ・バー」へ向かった。ここはこじんまりとしたバーだが、かなりレアなお酒を持っていて、7ヶ月ぶりだたったが、まだまだ飲みたい銘柄が残っていた。

今日の銘柄は。。。
*ヴァン・ウィンクル・ファミリーリザーブ16年 90.4P ※写真左 
⇒1974年蒸留、1990年ボトリングの言わずと知れた銘酒。香りはフルーティーで、カラメルやバニラなども漂う。味はまろやかでフルーティーな甘さ、すぐ後から甘さが増し、ハチミツやモンブランケーキのようなクリーミーな甘さ。とてもバランスが良く、とてもおいしい。やっぱり、ヴァンウィンクルはレベルが高い!

*オールド・リップ・ヴァンウィンクル15年 107P ※写真右
⇒ショットバー・ブルボンのマスターに終売と聞いてショックだった銘柄。今日ここで見つけて嬉しくなり、最後の締めで味わった。香りは芳醇、ポートワイン、パン、生クリームのような感じも出る。味は重厚かつ濃厚、ダークラムのような深い甘さとヘビーな辛さが伝わる。渋みも強く出て、かなり個性的。ヘビーで辛さも強いが、それ以上に酒質の良さが強く感じられ、非常にうまい。

これの合間にちょっぴり浮気をし、シングルモルトの「ハイランドパーク12年」と「クライヌリッシュ14年」を味わう。モルトは香りが繊細で個性的。ハイランドパークはかなりうまかった。でも、やっぱり今日はオールドリップにヴァンウィンクル!改めてレベルの高さを感じた。しかし、この「バナナ・バー」、東京ではありえない位リーズナブル!これだけの銘柄飲んで、チャージ入れて全部で¥3,150!こんなんでいいのだろうか、想定外!
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テイスティングノート:OLD GRAN DAD114 LOT NO.11(オールド・グラン・ダッド114/ロット番号11)

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◆データ
銘柄:OLD GRAN DAD114 LOT NO.11(オールド・グラン・ダッド114/ロット番号11)
度数:114プルーフ(57度)
原酒:オールドグランダッド蒸留所(フランクフォート地区)※現在閉鎖

◆ボトルについて
「OLD GRAND-DAD」直訳すると「偉大なるおじいちゃん」というブランド名は、1882年に会社を継いだ3代目のレイモンド・B・ヘイデンが祖父である創立者「ベイジル・ヘイデン」の業績を称えて名付けられています。この「114」の数字は、アメリカの基準「PROOF」の意味で、アルコール度数は57%になる。樽から直接ボトルに詰められていて(加水調整の可能性も有)、裏ラベルに、ロットナンバー(区分番号)が記され、一般的には若い番号のボトルほど古くなる。このボトルのLOT NOは11、底の刻印から1982年ボトリングと分かり、逆算すると1970年代中~後半の蒸留されたものとなる。現在はジムビーム社原酒・生産だが、これは旧オールドグランダッド蒸留所の原酒のボトル。

◆味のものさし(10段階)
    弱 < 中 > 強
香り :○○○○○○○●○○
コク :○○○○○○●○○○
甘さ :○○○○○○○●○○
辛さ :○○○○○○○●○○

◆テイスティングノート
香り :芳醇で深い甘さ。樽香、チョコレート、バニラ、オレンジピールなどが出る。
ボディ:フルボディ。まろやかで深いコク。
味  :芳醇で深い甘さ。黒蜜やチョコレートの様な甘さ。辛さも強いがエグさもなくしっかりした辛さ。

◆総評
非常にインパクトがあり、最高に近い味。甘さの余韻も長く、素晴らしい。ダッド114のビンテージボトルは当たりが多い。

◆このバーボンと出会った場所
自宅にて(ネットオークションで購入)

総合評価:AA

※「味のものさし」や「総合評価」などの基準等は下記の総合案内をご覧下さい。
テイスティングノートの総合案内

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1/21今日のバーボン:衝撃のダッド114

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今日、朝目覚めると外は雪景色。こんな日に限って土曜出勤。寒い中、会社へ行くが、こんな日にわざわざ来店するお客さんも殆どなく、久々に暇な一日だった。夜になっても雪は止む気配がなかったので、今日はおとなしくそのまま家へ帰ることに。考えてみれば、土曜日にまっすぐ家に帰ることなんてなかったなような。。。

こんな平凡な一日だったので、締めの酒くらいはうまいバーボンを!ということで、ついに私の秘蔵のバーボンがそのベールを脱いだ。

今日の銘柄は。。。
*オールド・グラン・ダッド114(ロット11/1982年ボトリング)
⇒これがもう最高!打った瞬間ホームラン!それなりに期待はしていたが激うま。現在はジムビームで造られている銘柄だが、これは20年以上も前のボトルで、ジムビームに販売権が渡る前の「オールド・グラン・ダッド蒸留所」で造られたお酒。ボトリングが1982年だから、
蒸留自体は1970年代に行われている。元々重厚で芳醇な銘柄で、かなり味が良く、私も好きなバーボンのひとつです。香りは芳醇で甘さが深く、樽香、チョコレート、バニラ、オレンジピールなどが出る。味は口当たりから芳醇な甘さが広がり、まろやかなコクとカラメルや黒蜜そしてチョコレートの様な甘さ。辛さも強いが、味を際立たせるしっかりとした辛さ。余韻も長く、最後まで素晴らしい味わい!

この銘柄はオークションで落としたものだけど、初めて”大当たり”した。”当り”程度であればそれなりにはあるが、衝撃を受けたのは初めてと思う。こういう最高のバーボンと出会うと、寒く平凡な一日でも、最高の思い出に変わるものです。
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私の思い出のバーボン~第6話:ワイルド・ターキー12年ホワイトラベル

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バーボンの中でも特に有名な「ワイルド・ターキー」。バーボンファンならずとも、名前くらいは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。ファンの中ではこの銘柄を愛飲する人も多く、大変人気の銘柄です。ターキーにはかなりの銘柄・ボトルがあり、日本でおなじみの8年、12年、17年、免税店向け銘柄のトラディション、ケンタッキーレジェンドなどなど、ここに書ききれないものも含めてかなりの種類になります。

私もターキー好きの一人ですが、私のお気に入りはターキー12年。12年はコクも深く、重厚な味わいがあり大好きな味です。でも、私が一番衝撃を受けたのがこの「ワイルド・ターキー12年ホワイトラベル」です。この12年は日本向けではなく、フランス向けに発売されたボトルで、とても貴重なボトルです。

このボトルと出会ったのは数年前の横浜・上大岡の「ショットバー・ブルボン」。私が飲んだときが、一番最初の開封でしたが、出されたグラスをかいだ瞬間の素晴らしい香りにまずノックダウン! 非常に芳醇で深い甘さ、バニラ香がすごい勢いで漂ってきました。味の方もまろやかで、クリーミーな甘さ。バニラクリームやチョコレートのような深いさで、素晴らしい味でした。

その後、何度もこのボトルを味わいましたが、残念ながら香りも味も徐々に薄れていきました(それでもおいしいことには変わりありませんが)。偶然、全て空になった日にも居合わせることが出来き、最後に味った12年ホワイトは心なしかいつも以上においしく感じ、感無量でした。

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私の思い出のバーボン~第5話:オールド・クロウBIB白ラベル

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基本的に私の好みはコクが深く、しっかりした甘さと辛さがあるパンチの効いたバーボンです。そのため、私が付け続けているテイスティングノートで満点を付けた銘柄の大半はやはりこの部類です。でも、例外にこの部類と全く異なる銘柄で満点を付けたのが「オールドクロウBIBホワイトラベル」です。これは近年まであった黒ラベルのBIBではなく 白ラベルのBIBです。

このボトルと出会ったのは国分寺の「ブラックハート」です。最初の一杯目はこの写真ある1970年代の「オールドフォレスターBIB」を味わい、その流れで勧められたのがこのボトルでした。最初、口を含んだ瞬間はいたって普通の味わいなのですが、この後からの変化が素晴らしい。まずじわりとまろやかなコクが広がり、深い甘さと程よい辛さが伝わってきます。この後一瞬甘さが消えるのですが、すぐまたじわりと甘さが増してきます。これが何度か繰り返しながら、しばらく続いていきます。余韻も長く、素晴らしい味!しかも面白い変化と共に味わえます。勧めてくれたバーテンダーさんが「笑いが止まらない味ですよ」と言っていたが、全くその通りでした。

私が飲んだボトルは1970年代のものでしたが、おそらくクロウの白ボトルBIBはどれも”当り”と思います。もし、運良くバーで見かけることがあったらぜひ味わってみてください。

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1/17今日のバーボン:バーボンVSスコッチ

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今日は遅くまで会社でミーティングがあり、帰宅したら深夜。でも寝る前にちょいと一杯!ということで、やはりバーボン。

今日の銘柄は。。。
*ヘンリーマッケンナ(特級) 80P ※写真
⇒1988年ボトリング の特級ボトル。香りも味もフルーティー。やわらかく、程よい甘さ。とても飲みやすい味で、女性にもお勧めできる。特級時代のボトルにしてはちょっと物足りない気がするが、そうはいってもやはりおいしい。家で気軽に飲むのに向いている銘柄だ。

。。。とここまででやめようと思ったが、ついもう1本のボトルをつかんでしまった。
バーボンではなくスコッチ!「オールドパー12年特級」。我が家に唯一あるスコッチで、試しにオークションで落としたもの。味は甘さがかなり深い。黒糖のような甘さ。特級時代のオールパーはかなりうまい。
でも、やはりスコッチ独特の薬臭い感じは多少ある。まあ、これは慣れの問題だが、バーボンに慣れている私はやっぱりバーボンがいいなぁ。


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1/16今日のバーボン:幻のJTSブラウン

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今日も懲りずにバーボン!仕事に疲れたので途中で抜け出し会社近くの「ジョージアムーン」へ。開店と同時だったので、誰もいなく静かにバーボンを味わうことに。

今日の銘柄は。。。
*オールドクロウ(特級) 80P ※写真左
⇒1988年ボトリング の特級ボトル。クロウのラベルは時代によりいくつかありますが、コアなバーボンファンならば「三楽」時代といえば察しがつくと思います。ラベルの裏を見ると、蒸留がフランクフォート、ボトリングがクレアモントと書かれています。つまり、オールクロウ蒸留所時代に造られたお酒で、1987年ジムビームに買収された後、ボトリングされたものということです。香りはバニラ香が漂う深い甘さ。味はとろりとしたハチミツやメープルシロップのような甘さ。まろやかで、甘さもあり、とても飲みやすい。昔からクロウはご贔屓の銘柄だが、改めて良さを再確認した。

*JTSブラウン6年BIB  ※写真右
⇒一見スタンダードと見間違うが、良く見るとラベルに「BOTLIED IN BOND」の文字が。そうこのJTSのBIB(ボンデッド)はかなり珍しいボトルなのです。味わうのはこれで2回目ですが、以前は4年前に大阪のバーボンBAR「呂仁」で見たきりでした。ボトルの底には「86」の刻印、つまり1986年ボトリングのお酒です。香りはフルーティー。でも、かなり深く甘さが漂う。味はクルーミーな甘さとスパイシーな辛さ。時間を置くほど甘さが弱まりフルーティーになる。辛さが舌にスパイスを乗せられたようなピリピリした感じが出るのが面白い。でも、さすがに味は良い。

実はまだ仕事があったので、この2杯で退散。でも、結局あまり仕事にならなかった。

やっぱり、仕事を終えてから、酒は飲むべきだな。。。
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1/15今日のバーボン:1日の締めくくりはハーパーで

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今日は起きてから家で洗濯・掃除の家事仕事。お昼は最近常連になった近所ビストロ「ふなば亭」へ。ここは最近出来た店だが、大倉山の中では断トツのおいしさ!元々フレンチのシェフだけにアレンジも美しくセンスも光る。普段は日替わりフレンチだが、今日は日替わりがお休みの日なので、冬限定パスタの「牡蠣とベーコンのサフランクリームソース」を注文。牡蠣の身も大きく、サフランクリームとの相性は抜群!私はパスタにはうるさいが、ここのパスタはハズレが全くない。サラダ、スープ、パスタ、飲み物が付いて1000円(限定パスタは+200円)、毎度満足させられる。その後、TSUTAYAで韓国映画「四月の雪」を借りる。別に韓国映画ファンではないが、なんとなく観たくなった。話自体は昭和のメロドラマという感じだった。夕方から外出していた妻と合流し、スポーツクラブで汗を流す。正月太りではなく、正月過ぎてから体重が微増したので、気をつけねば。まあ、仕事するにも、酒を飲むにも体力が一番!健康には注意していきたい。

そして、寝る前にはやはり1日を締めくくるバーボン!

今日の銘柄は。。。
*I.W.ハーパー12年(特級) 86P
⇒ハーパー12年といえばこのデキャンター。でも、このボトルは一昔前の特級時代のボトルです。ボトルの見た目は現行と変わりませんが、味はかなり違います。口当たりからまろやかで、味はハチミツを思わせる甘さや熟したフルーツの様なフルーティーな甘さ。全体的なバランスも良く、かなり良い味。開けたては甘さの広がりがイマイチでしたが、1ヶ月くらい過ぎたら味に変化が出てきた。これが現行だと、若干ドライで、グレーン臭さが目立つ感じがする。う~ん、やはり昔のボトルには敵わないのか。。。

今週は土曜日まで仕事なので、今日は気持ち早く寝ることにする。でも、うまいバーボン飲むと寝つきが良くなる。適度の酒はやっぱりいいんだな。

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1/14今日のバーボン:ベンチ・マーク祭り!

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1週間の疲れが溜まっていたせいか、今日は昼ごろまで寝てしまった。起きてからはブログの加筆・修正をして過ごしていたら、あっという間に夕方に。そして、今日もいつものごと横浜・上大岡の「ショットバー・ブルボン」へ。上大岡の駅に着いたら大雨と強風!久々に味わった悪天候。急ぎ足で店へ向かった。

今日の銘柄は。。。
*ベンチマーク 80P 
*ベンチマーク・ゴールド 90P
*ベンチマーク7年 90P
*ベンチマーク(1970年代) 86P ※写真左
⇒今日はまさに”ベンチマーク祭り”。この銘柄は相当コアなバーボン好きじゃないとわざわざ指定しないくらいマニアック。マイナーバーボンだが、実は結構いい味なのです。最初のはやわらかくフルーティー。香りもフルーティーでかなり良い。1998年にボトリングされたもの。次のゴールドが芳醇でブランデーの様。少し時間を置くとバニラアイスのようなクリーミーな甘さも出る。香りもこれまた良く、芳醇な甘さが広がる。1993年ボトリング。3番目が熟したりんごの様な甘さ、少し時間が経つと芳醇になり、最後はクリーミー。香りはカルヴァドスのような広がり。ちなみに私が一番良かったと思うのがこの7年。1990年ボトリング。やはりこのくらいまで古くなると質も良い。最後はまたがらっと変わりやわらかくフルーティー。さすが70年代だけあってフィニッシュまで続く甘さと余韻が素晴らしい。ただ香りは少々難ありで、立ち上がりのかび臭さや湿った木のような感じが残念。今回4種飲んだが総じて香りも味も良い。改めてベンチマークの良さを実感した。決して目立たないが、いい味を醸し出す名脇役という存在だ。

*オールド・リップ12年 105P ※写真中
⇒香りは芳醇な甘さ。熟したブドウ、バニラ、バターの香りも出る。深いコクと甘さ、そして特有の渋みが際立つ。味は焼き栗などの香ばしい甘さやカラメル・バニラのような深い甘さ。とにかく、うまい!私のお気に入りのひとつ。ヴァンウィンクル社はやはりレベルが高い!

*エヴァン・ウィリアムズ8年グリーン1970年代 86P ※写真右
⇒香りはフルーティー。マスカット、ミント、マジックのような感じ。アルコール臭少しきつい。味はやわらかくフルーティー。飲みやすい味で、インパクトはないが、酒質はよく、余韻も良い。グリーンラベルの8年は珍しい。

今日は土曜日のせいか、はたまた雨のせいか、客はしばらくの間私一人。またまたマスターとのバーボン談義も弾み、楽しいひと時を過ごしました。しかし、マスターの引き出しは多い。今まで多くのバーボン談義してきたが、まったく話は尽きない。お酒のつまみはマスターのお話で十分だった。
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1/13今日のバーボン:ターキーの今と昔

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今日も家にてバーボン。3日連続だし、せっかくなので新しいボトルを開封した。

今日の銘柄は。。。
*ワイルドターキー・ブラウンラベル 80P
⇒いわずと知れたターキーだが、一昔前のスタンダードボトル。ラベルは現行と違いブラウン、ボトルの底を覗くと「91」の刻印がある。つまり1991年ボトリングということで、逆算すると酒の蒸留自体は80年代後半といえる。親会社は現在のペルノリカール社ではなくその前のヒューブライン社時代のもの。開封したてのため、香りは最初こそかび臭さや土の匂いがやや混ざっていたが、時間が経つにつれフルーティーな甘さに変わる。味はとてもやわらかく、熟したフルーツの様な甘さ。深すぎず、薄すぎず非常に程良い甘さでフィニッシュまで消えずに続いていく。これがターキーか?と疑いたくなる程、荒々しさがない味だが、現行ボトルの様なピリピリした辛さがないので、飲みやすく、味も断然こちらの方が良い。正直予想以上に良かったので、買っておいて正解だった。

う~ん、比べてしまうと昔のボトルの方がどうしてもおいしい。決して現在のバーボンを軽視するつもりはないが、実際そう感じてしまうから仕方がない。でも、ここ最近は樽だしシリーズやウィートウイスキーなど良いものも出てきているので、現在そしてこれからのバーボンも昔に負けないくらい良いものを造ってくれることを期待したい。

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1/12今日のバーボン:80年代気分でちょいと一杯

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今日は仕事ではなく、私個人のブログの引越し作業でクタクタに。たいした量ではないけど一気に行うと疲れるものだ。だからかなりの文章を溜め込んでからの引越しはもの凄く骨が折れる作業なんだろうな。ふと気が付けばかなり遅い時間になってしまい、飲みに行く気力も無く、今日も昨日に続き自宅でバーボン。久々にお気に入りの「メーカーズ・マーク・レッド」を飲みたくなり、寝る前にストレートで一杯味わった。

今日の銘柄は。。。
*メーカーズ・マーク・レッド(特級) 90P
⇒何度も飲んでいるのだが、今日久々に飲んでびっくり!甘さにより一層深みが増している。口当たりからとろりとしたハチミツのような甘さが出る。以前はもうちょっとあっさりした感じがしたが、今はかなりいい状態にまで変化してきた。飲みやすいし、まろやかで甘さも深い。うまい具合に私好みに仕上がってくれた。やはり特級時代の味はうまい!

いつもはジャズを聴きながら飲むのだが、なぜか80年代邦楽ヒットソングを聞いてしまった。1981年に大ヒットした寺尾聴の「ルビーの指輪」がなにげにバーボンと合った。考えてみれば、この特級ボトルも80年代に生まれたお酒だもんな。
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1/11今日のバーボン:パピー20年で優雅なひと時。。。

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今日は仕事の疲れを癒すために自宅でくつろぎながらバーボンを味わう。やめようと思いながらも勢いでオークションで落とした「パピー・ヴァン・ウインクル20年」。この銘柄は単に年数だけ重ねているだけでなく、発売会社の社長および管理責任者が厳選した樽のものだけをボトリングしているのです。そのため小売価格¥60,000(実際は1万2~3千円で買えますが)という名実共に高級バーボンです。実は私がためらっていたのは、こういう高級バーボンは家で飲むよりバーできちんとした形で飲む方が、間違いなくおいしいからなのです。 でもまあ、買ってしまったのであれば、もう飲むしかない!ということで開封。さて、自宅で味わうパピー20年はいかに。

今日の銘柄は。。。
*パピー・ヴァン・ウインクル20年 90.4P
⇒コルクを開けるとあの独特の甘さとセメダイン臭の様な不思議な香りが漂う。でも、すごく惹かれてしまう香り。味はフルーティーで少し渋味がある甘さで、素晴らしい広がりをみせる。きつくもなく、エグイ辛さもなく、飲みやすい上にとてもうまい!原酒もスティッツウェラー蒸留所時代のもの。フィッツジェラルド用の原酒を、名ボトラーズのオールドリップヴァンウィンクル社が管理・ボトリングしただけあってさすがに高品質。この銘柄もいずれ消えゆく運命なのが残念でならない。

ロックにストレートにと思う存分満喫。”う~ん、自宅で味わってもやっぱりうまいな”と思った。また買ってしまいそう。。。


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1/10今日のバーボン:古きよきバーボンに乾杯!

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今日は特に理由がなかったが、有給休暇を取った。昼間に新横浜のラーメン博物館に行き、新店舗の「山形・龍上海」で名物赤湯からみそラーメンを味わう。私はかなり期待していたが、思ったほどの味ではなく、麺の上に乗せられている辛子の塊が溶け、辛さがきつくなってきたので、早々に退散。でも折角来てこれじゃ物足りないので、仕切り直しと、「札幌・欅(けやき)」へ。ここの味噌ラーメンはおいしい。濃厚だけどしつこくなく飽きない味。博物館内ではここが今一番のお気に入りだ。

そして、夜はいつものごと横浜・上大岡の「ショットバー・ブルボン」へ。

今日の銘柄は。。。
*バーズタウン・クラブ8年 80P 
⇒80年代後半~90年代前半の銘柄。4日に飲んだ「バーボンタウンクラブ」並みのマニアックな銘柄。この時代の銘柄は似たような名前が多いので、なれないとややこしい。味はフルーティーでやわらかい味。強いインパクトはないが、古いボトルだけに味はいい。

*ゴールド・クラウン 80P ※写真左
⇒マニアック銘柄第2弾!この銘柄も90年代初頭に発売されたボトルと思われる。この銘柄は日本の資料では見たことがないので詳しいことはわからないが、まずヘブンヒル原酒で間違いないだろう。味はこちらもフルーティーでまろやかだが、甘さは「バーズタウンクラブ8年」より深い。正直予想以上のおいしさで嬉しい誤算だった。こういうお酒は家で飲むにもいい感じだ。

*ヘンリー・マッケンナ・ストーン・ジャグ 101P ※写真中
⇒私も今までうっかり飲み忘れていたボトル。いわゆる陶器ボトルのお酒で、一昔前のボトル。甘さは深く芳醇。樽香を含んだ味わいで、シャープな辛さもある。やはりこの時代のボトルはおいしい!

*シャディー・スプリングスBIB ※写真右
⇒今日の目玉ボトル「SHANDY SPRINGS」!1936年秋蒸留、1940年春ボトリングで、SHAWHAN蒸留所時代の銘柄。その後この蒸留所は、同じく今はなきTHE WATERFILL&FRAZIER蒸留所に併合され、現在はジムビームにまでたどることが出来る。つまり、とっくの昔に無くなった蒸留所の貴重な銘柄というわけです。味は口当たりはいたってやわらかく、それほどインパクトないのですが、後に続く甘さがとてもすばらしい。余韻も長いし、少し時間を置くと口当たりからクリーミーな甘さを感じるようになり久しぶりにいい味を楽しめました。ヴィンテージバーボン バンザ~イ!

今日はマスターとのバーボン談義も弾み、同じく楽しいひと時を過ごしました。うまいバーボンを飲むと帰りの足取りもいい感じになるもんだな。。。
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私の思い出のバーボン~第4話:エヴァンウイリアムズ23年(特級)

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私が飲んだ数百種類のバーボンの中でも間違いなくベスト3のひとつになるのが「エヴァンウイリアムズ23年」です。といっても現在売られているエヴァン23ではありません。私が衝撃を受けたのはヴィンテージのエヴァン23です。

ヴィンテージと言ってもいくつかありますが、その中でも特に衝撃的だったのは一番初めに出た「エヴァンウイリアムズ23年(特級)」です。実は通常「1969」とったように年数表示が入るのですが、一番最初のボトルは「特級」という表記しかないのです。蒸留は1965年ですので、これが一番古いものになります。

これに巡り会ったのは埼玉にあるバー「ミルウォーキーズクラブ」で、運良く飲ませていただく機会がありました。その時私はエヴァン23を新旧含めて6種類飲んでいましたが、やはりこの初期ボトルが一番おいしかったです(ちなみに「1969」も同じくらいおいしいです)。

香りも華やかな甘さが広がり、時間がたっても全く衰えません。口当たりから芳醇な甘さ、深いコクそしてしっかりした辛さが際立ちます。後になるほど芳醇な甘さが増してきてそのまま続いていきます。そして最後にも素晴らしい余韻を残します。エヴァン23のファンの私は終始感激でした!

このボトルは非常に珍しく貴重なのでまずあまりお目にかかれませんし、あったとしてもかなり値段が張ると思いますが、バーボンファンの方には奮発してでも飲んでいただきたい1品です。そのほかのヴィンテージの中では「1969」もベストに近くお勧めです!

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私の思い出のバーボン~第3話:ジャズクラブ15年(オールドボトル)

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数々のバーボンを飲んできましたが、やはり最初の一口はとても楽しみなものです。期待通りのバーボン、期待を上回るバーボン、期待を裏切るバーボンなど様々です。今回は”大して期待していなかったが、とんでもなくうまかった”バーボンをご紹介します。

そのバーボンは「ジャズクラブ15年」です。ジャズクラブは他にも12年や20年などもあり、ジャケットは色々なタイプがあります。私をうならせたのはこの15年の旧ボトルです。一見新旧の見分けがつかないのですが、微妙にボトルの形が違います。
 
このジャズクラブ15年と出会ったのは行き付けの「ショットバー・ブルボン」。実はこのシリーズ、ラベルを見た感じは正直期待できそうもなく、この15年もノーマークでした。たまたま私が飲んだ時が初開けだったのですが、開けてびっくり!

まずもの凄く芳醇な香りがただよってきてこの時点で魅了されました。味も芳醇で、深いコクと甘さが伝わってきて、最後のフィニッシュまでしっかりした味が続きます。辛さも比較的ヘビーでコク・甘さ・辛さの主張が強いパンチの効いたバーボンです。
 
マスターも私もすっかり魅了されました。こういう良い意味での期待はずれは大歓迎です!
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私の思い出のバーボン~第2話:エヴァンウィリアムズ23年1969~

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「エヴァンウイリアムズ23年」。これは私の飲んだ数あるバーボンの中でも特に思い入れがあり、さらにその「1969」のビンテージは一番思い出深いボトルです。最初に飲んだ時のあの衝撃、、、芳醇な甘さとがっしりとした辛さにはまり、某バーで半分になったボトルを買い取ってキープしたことありました。

その後、ここ数年は飲む機会がなかったのですが、先日、中野ジョージアムーンにてエヴァンウイリアムズ23年1969飲むことが出来ました。幸いイベント中だったので、恐ろしいほどの料金(まあ、それでも高いことは高いですが)で味わうことに。

やはりあの芳醇な甘さと切れ味の良いがっしりとした辛さは健在!久々に出会えた1969をゆっくり堪能しました。たまには、1点豪華主義でひとつのお酒をじっくり味わうのいいものです。
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1/4今日のバーボン:やっぱりうまい!バートン社のボンデッド

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まず今日は映画を見に横浜の109シネマズへ。ここはいわゆる複合映画館で、まだ新しいためとても快適。年明け一発目の作品は「Mr&Mrs.スミス」。ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー主演のアクション映画。お互い殺し屋ということを隠して結婚生活を過ごしていたことから事件が展開するお話だが、コメディタッチなところもありなかなか面白かったと思う。そもそもこういう作品は素直に楽しむのが一番。主演の二人も良かったが、セクシーさとカッコよさが光るアンジェリーナがやっぱりいいな。さて、2006年バー巡りの幕も開き、新年最初のバーは横浜・上大岡の「ショットバー・ブルボン」へ。

今日の銘柄は。。。
*バーボンタウン・クラブ6年 86P 
⇒80年代後半~90年代前半の銘柄。ある意味非常にマニアック。開け口だったせいか最初は香りもあまり立たなかったか、しばらく置いていたら、土臭い香りから徐々にフルーティーな甘さへと変化した。味はマイルドでフルーティーな甘さ。飲みやすく、意外と気に入った。地名がバーズタウンだったのでヘブンヒルか!と思いきや、ラベルをよく見ると今はなきウィレット蒸留所の名が。この蒸留所のお酒はやわらかく、フルーティーさが特徴。なるほど納得した!

*サムサイケ 80P
⇒予想以上においしかった銘柄。味も芳醇→フルーティー→クリーミーと変化し、甘さもじわりと深くなっていく。意外と余韻も長く、良い意味で期待を裏切ってくれた。やはり見た目で判断してはいけないな。。。

*カーネルリーBIB ※写真
⇒最近飲み直し、改めておいしいと思った銘柄。今回もまた飲んだが、やっぱりうまい!甘さも深く、芳醇。最後まで余韻を楽しませてくれる。これもバートン社のBIBだが、トムムーアといい、ベリーオールドバートンといい、かなりレベルが高い。いいお酒造ってくれるなあ。

今日は新年最初だったのか、お店も開店から盛り上がっていた。今日は酒と共に会話も楽しみ家路についた。


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私の思い出のバーボン~第1話:パピーヴァンウインクル20年~

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※私が飲んだ多くのバーボンの中から衝撃を受けた思い出の銘柄を書き溜めていきたいと思います。こちらは不定期シリーズです。

私がまだバーボンを飲み始めた頃、バーボンのカタログを見ていてとても気になるボトルがあった。えらそうに葉巻をくゆらす会社のお偉いさん風の人のラベル、そして値段が6万(小売希望価格)という飛びぬけた値段、「なんか凄くうまそうだな~いつか飲んでみたいな~」などと漠然と夢描いていました。

そして会社近くのバーに行き始めて2回目の時、ふときづくとバックバーにあの”お偉いさん”のジャケットのボトルが目に飛び込んできました。恐る恐る1ショットの値段を聞いてみると、なんと¥1400(注:今現在は¥2000前後すると思います)とのこと。迷わず頼みました。

そのときはロックでしたが、広がりのある素晴らしい香りとフルーティーな口当たりと甘さなど全てが素晴らしく、その当時あまり飲み慣れていない私でしたが、衝撃と感動を受けました。

その後、何度もこの銘柄をロックやストレートで飲んでいますが、その評価は変わりません。高いお酒なので、ストレートがお勧めですが、ロックでも味は崩れません(香りはロックの方がいい感じがします)。ちょっとリッチな気分に浸りたいときは、写真のお偉いさんを見ながら、じっくり味わうのも粋なものですよ!

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テイスティングノートについての総合案内

テイスティングノートについてのご案内です。
飲み日記でも味の感想を書いていますが、それとはまた別の表現方法でまとめています。

この「テイスティングノート」では、下記の8項目から成り立っています。
1.写真
2.ボトルデータ
  a.銘柄名(英文+和文)
  b.度数
  c.原酒
3.ボトルについて
4.味のものさし
5.テイスティングノート
6.総評
7.このバーボンと出会った場所
8.総合評価


●各項目の説明
1.写真
その銘柄およびボトルの写真を掲載。外部から提供頂いたものはクレジットを表記。
ただ、写真が無いものもあるため、その場合は「NO PHOTO」と表示。
見つかり次第、載せるようにします。
もし、写真をお持ちでしたら、ご協力お願いいたします。


2.ボトルデータ
a.銘柄名を英文と和文両方記載。
b.度数は米国の度数(プルーフ)表示と日本の度数両方記載。
 プルーフは米国独自の表示方法ですが、ちょうど半分にすると日本の度数になります。
c.原酒はそのボトルのお酒が蒸留された場所(地名)と蒸留所を記載。
 但し、原酒の特定が難しいものもありますので、その場合は「不明」または「?」マークで表記。

3.ボトルについて
そのボトルおよび銘柄の案内文を記載。出来る限り簡潔にかつ正確な案内文を心がけていますが、
ボトルや銘柄によっては情報不足および誤りがある場合もございます。
もし、追加情報や誤りなどがありましたら、お知らせ願います。


4.味のものさし
「香り」「コク」「甘さ」「辛さ」の4項目を10段階で示しています。
よくバーボンを「甘口」や「辛口」のどちらかで表現することもありますが、私は「甘いけど、辛い」
という銘柄もあると思うので、単に「甘口」とか「辛口」という単一な表現はしないことにしています。
そのため、4項目で味の指標を示しています。
出来る限り客観的に示すように心がけていますが、あくまで独断と偏見になります。
そのため、ひとつの基準としてお考え下さい。

5.テイスティングノート
「香り」「ボディ」「味」の3項目をテイスター(ランドルフ)の独自の表現で表しています。
出来る限り客観的に示すように心がけていますが、あくまで独断と偏見になります。
そのため、ひとつの基準としてお考え下さい。
また、個人的な都合ですが、テイスティング時期によりコメントがいい加減なものや
非常に平凡な表現の銘柄(ボトル)もあります。
出来る限り再テイスティングを心がけていますが、デッドストックなボトルはそれが出来ません。

どうぞ、ご容赦下さい。

6.総評
テイスティングしたボトルの総評をまとめています。
同じくテイスター(ランドルフ)の独自の表現で表しています。
出来る限り客観的に示すように心がけていますが、あくまで独断と偏見になります。
そのため、ひとつの基準としてお考え下さい。

7.このバーボンと出会った場所
基本は各ボトルと初めて出会いそしてテイスティングした場所となりますが、
まれに最初に出会った場所とテイスティング場所が異なる場合があります。
記憶している限り、両方記載します。

8.総合評価
テイスティングしたボトルの総合評価となります。
同じくテイスター(ランドルフ)の下記に示した独自の評価基準(アルファベッド記号)表しています。
特にこの項目は個人的な好みが反映されています。あくまで独断と偏見になります。

そのため、ひとつの基準としてお考え下さい。

※総合評価の基準は下記の通りです。

AA以上:大変素晴らしい味わい、絶句!
A    :かなり良い味わい
BBB  :標準よりは上で、なかなか良い味わい
BB   :標準程度だが、飲んでおいて良い味わい
B    :標準程度
CCC  :標準以下だが、飲めなくは無い味わい
CC以下:あまりお勧めできない味わい 


独断と偏見による私個人の感想や評価になりますが、何かしらのご参考にいただけることと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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ランドルフが選ぶ・2005年私のバーボンベスト10!

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今日から2006年のスタート!早速、新年最初の一杯と入る前に、2005年の私のバーボンベスト10を書いておきたいと思います。

※「2005年に初めて味わったボトル」中から独断と偏見で選んでいます。
※銘柄の下方の()内は飲んだお店の名前です。

●ランドルフが選ぶ2005年私のバーボンベスト10!
1位:オールド・テーラー1939(BIB)※写真
   (ジョージアムーン/中野)
⇒長く続く素晴らしい甘さ、バランスの良さ。とにかくうまかった!文句なし。

2位:ユニオン・リーグ・クラブ13年(BIB)
   (ショットバー・ブルボン/横浜)
⇒ブランデーの様な芳醇な甘さが素晴らしく、予想以上の驚きでした。1950年蒸留のヘブンヒル原酒。

3位:オールド・グランダッド1939(BIB)
   (ジョージアムーン/中野)
⇒1位のテーラーと同い年の銘柄。クリーミーな深い甘さが印象的でした。

4位:オールド・グランダッド1950(BIB)
   (ショットバー・ブルボン/横浜)
⇒こちらは1950年蒸留。フルーティーな甘さが印象的で、長く続く余韻が素晴らしかった。

5位:ブッカーズ・プライベートストック1983(125.4P)
   (ショットバー・ブルボン/横浜)
⇒1983年蒸留のブッカーズ。とにかく甘さが深い!チョコレートやブルーベリーの様。ピリピリとしたエグイ辛さもなく、現行とは比べ物にならん!

6位:オールドリップ12年特級(105P)
   (ファイブ/埼玉)
⇒私もこの銘柄がここにランクするとは夢にも思わなかった。これは意外性の勝利!予想をはるかに上回る、めちゃくちゃにうまい味。いや~最初ちょっとバカにしていた自分が恥ずかしい。

7位:ワイルド・ターキー・クリスタルデキャンター(101P)
   (アンキ/名古屋&ショットバー・ブルボン/横浜)
⇒今年運良く2店で味わえた幻の銘柄。同じターキーでも、フルーティーで上品な印象の銘柄。なにより出会えたことに感動!

8位:エズラブルックス15年特級(101P)
   (ファイブ/埼玉)
⇒オールドエズラよりさらに前の銘柄で、非常に珍しい。芳醇で深い甘さが印象的。これも味以上に出会えた驚きが大きかった。

9位:アウトロー15年特級(101P)
   (ファイブ/埼玉)
⇒これも意外性の勝利!予想以上のうまさ!深いコクと甘さが印象的。ラベルだけで判断しちゃいけないなやっぱり。

10位:メーカーズマーク・レッドトップ旧’80年代(90P)
   (ショットバー・ブルボン/横浜)
⇒80年代のオールドボトル。さすがにこの時代のレッドは甘さも深くすごくおいしい!私のお気に入りの銘柄なので、ベスト10に入れました。

以上が2005年ベスト10でした。今年もさらなるバーボンと出会えることを期待して飲み続けていきたいと思います。
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プロフィール

ランドルフ

Author:ランドルフ
当サイトにアクセスありがとうございます。バーボンウィスキーにはまって以来、飲みに飲み続けて早6年。取り続けたテイスティングメモの数が800種類を突破しました。良くも悪くも凝り性のため、世界中に出た全てのバーボンを味わうことを目指しています。同じウィスキーでもバーボンは下火傾向ですが、スコッチやシングルモルトに負けないくらい魅力があります。そんなバーボンの魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。

※ハンドル名は私の大好きなバーボン「コロネル・ランドルフ16年」から由来しています。

※バーボンそしてウィスキー好きの方、もしよろしければ何かコメントやトラックバックを是非残してください。

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