バーボンウィスキー大百科
バーボンウィスキーに魅せられ、飲み続けた銘柄は800種類を突破。そのテイスティング記録、思い出の銘柄、コラム、飲み歩き日記など、バーボンはもちろんアメリカンウィスキー全てに関するお話と魅力を語ります。
3/18今日のバーボン:幻のグランダッド114



今日は六本木の「アボットチョイス」へ。マスターのIさんの日記ブログを見て、びっくり!あの幻のバーボンが入荷したというではないか。早まる気持ちを抑えつつ、アボットチョイスの扉を開けた。
今日の銘柄は。。。
*ジョージTスタッグ15年2004 141.2P※写真左
*ジョージTスタッグ15年2004 130.9P※写真中
⇒お目当ての幻バーボンの前にまずはこれを頂いた。ちなみに、このジョージTスタッグ、最近のバーボンだが、そう滅多に入手は出来ないボトル。まず前者、香りは程よい甘さ、やや鼻にツンとくるアルコール臭。バニラ、トマト、ダンボールのような感じで、あまり広がりは無い。味わいは芳醇な甘さは感じるが、渋みと辛さが非常に強い。度数が高いので仕方が無いかもしれないが、舌にかなりのピリピリ感が残り、ややバランスに欠ける。次に後者、香りは芳醇な甘さ。クッキー、カスタードクリーム、カラメル、ミカン(柑橘系)などが出る。フルーティー且つフローラル。味わいは芳醇で濃厚な甘さ。甘さはビターチョコレート。重厚な辛さと渋みも出るが、全体的にまろやかさも出て、とても良い味わい。ヘビーだが、まとまりもよく素晴らしい味わい。個人的には2002のファーストボトルレベルの味だと思う。
*オールド・グランダッド114スペシャルセレクション(LOT4) 114P※写真右
⇒これぞ、お目当ての幻のボトル。オールドグランダッド114の初期の時代のもので、70年代の原酒を使い、80年代前半にボトリングされたもの。ちなみに、このボトルはイタリア向けのもの。香りは芳醇、案さも深く素晴らしい。生クリーム、ブランデー、チョコレート、バニラ、インクなど変化も非常に面白い。味わいは芳醇な甘さとビターな辛さ。甘さはカラメル、チョコレート、甘さの広がりが素晴らしい。酒質の良さが十分伝わる、素晴らしい味わい。3年前の4月に味わって(その時は日本向けボトルのLOT1)以来、一度もお目にかかれなかっただけにとても嬉しかった。
Iさんの「アボットチョイス」は六本木にありながら、とってもリーズナブル。こんな貴重なお酒もお手ごろ価格で飲めるので、ありがたい限りです。今日もおいしいパスタとバーボンに大満足の1日だった。
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3/6今日のバーボン:不思議なフィッツジェラルドBIB?

今日も前回に続き中野の「ジョージアムーン」へ。というのもまだイベントは続行中で、前回飲めなかった銘柄目的に再び扉を開けた。
今日の銘柄は。。。
*オールドフィッツジェラルド6年1961 86P
⇒実はこれとってもおかしなボトルです。ラベルにはしっかり「Botled In Bond」と記載され、ボンデッドにもかかわらず、なぜか度数は86プルーフ。こんなの見たことがないので、”???”。単なる間違いか、その当時はこういうのもあったのだろうか。。。香りは芳醇でフルーティー。キャラメル、バニラ、チョコレートのような香りが広がる。味わいはまろやかで濃厚な甘さ。黒蜜のような濃厚な甘さが広がっていく。後味はクリーミー。バランスも良く、素晴らしい味。もう、BIBだろうが、86Pだろうがどうでもいいくらいうまさが際立った。
今日はいきなりこんな素晴らしいバーボンを味わってしまったので、次どうしようかと思っていたら、あるモルトを勧められた。それは「ザ・グレンリベット12年43%」。しかもただのボトルではなく、80年代のイタリア向けの非常にレアなボトルとのこと。まあ、イベントなので、飲んでみることに。ところが、これが凄い味わい!まろやかでハチミツのような甘さがじわりと広がっていき、その広がりが想像以上の素晴らしい味わい。余韻も素晴らしく、まさに「笑いが止まらない」味でした。以前もここで昔のリベットを飲んだことがあったが、やはり非常に良かった。う~ん、昔のモルトも非常にレベルが高い。今日はバーボンとモルトの素晴らしい競演を満喫できました。
3/1今日のバーボン:幻のボトルで至福のひと時

今日は会社の終わる時刻が気になって仕方が無い。というのも、中野の「ジョージアムーン」の8周年記念ウイークが今日からスタートするからだ。いくら記念ウィークと言えどもここまでそわそわするには理由がある。それは、今回のイベントに私が大!大!大好きなラムとバーボンが開封されるからだ。会社が終わり、食事を済ませ、準備万端で開店とほぼ同時に店へ入った。毎年行われる●周年企画だが、バーボン、ラムに限らず、モルト、スコッチ、ブランデーなど色々なお酒がランナップに並ぶ。
まずは、ラムから。そう、私の大のお気に入り「J・バリー1975」を味わう。マルチニーク産のJ・バリーはこの1975年のヴィンテージが特にうまい!香りも華やかで、味わいも非常に上品な甘さで、モルト好きそしてバーボン好き両方から愛される味ではないかと思う。滅多に見れないボトルのため、数年ぶりの味わいを堪能した。そして、次は本題のバーボン!
今日の銘柄は。。。
*コロネルランドルフ16年 116P
⇒いや~、まだ持っていたか!恐るべし、ジョージア。コアなバーボンファンの中ではこれに目が無い人がかなりいて、私もその内の一人。香りは芳醇な甘さ、非常に華やか。熟したブドウ、ブランデー、バニラ、チョコレート、バター。味わいは非常に濃厚で、まろやかなコクと芳醇な甘さが際立ち、パンチの効いた重厚な味わい。コク・甘さ・辛さがそれぞれ際立っていますが、バランスはかなり良い。何度も味わっているが、私の思い出の銘柄でも有り、最高の一品。
今日はこの2杯だけだったが、各ジャンルでそれぞれベスト3に入る銘柄なので、至福のひと時を堪能できました。いや~、いい酒飲むと、幸せ気分になります。
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