fc2ブログ

テイスティングノート:OLD CROW WHITE LABEL OLD BOTTLE                                                                                                                                                                                                                       (オールド・クロウ 白ラベル 特級表示)

resize0020.jpg resize0021.jpg

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

◆データ
銘柄:OLD CROW WHITE LABEL OLD BOTTLE(オールド・クロウ 白ラベル 特級表示)
度数:86プルーフ(43度)
原酒:オールドクロウ蒸留所(フランクフォート地区)※現在閉鎖

◆ボトルについて
バーボンの製法「サワーマッシュ方式」の生みの親でもあり、創始者でもあるジェイムズ・クロウの名前にちなんだ銘柄。1835年からフランクフォートで創業され、1950年代から70年代には世界中に輸出された。1987年にジム・ビームにブランド権が移行され、蒸留所は閉鎖された。ボトルの底の刻印から1988年ボトリングの特級表示銘柄と分かり、原酒は旧オールドクロウ蒸留所の物で、ボトリングがジムビームとなっている。この86プルーフボトルは意外と珍しい。

◆味のものさし(10段階)
     弱 < 中 > 強
香り :○○○○○○○●○○
コク :○○○○○●○○○○
甘さ :○○○○○○○●○○
辛さ :○○○○●○○○○○

◆テイスティングノート
香り :深い甘さ、ややアルコール臭が鼻につく。黒糖、インク、バター、マンゴーなどが出る。少し時 
     間を置くとフルーティーさが増す。
ボディ:ミディアムボディ。程よいまろやかさ。
味  :フルーティーで深い甘さ、後からより甘さが増す。ハチミツ、熟した果実。
    辛さは程よく、刺激は少ない。

◆総評
やはり旧オールドクロウ蒸留所の原酒は甘みが深く、フルーティーな味わいが多い。ジムビーム原酒より味わいに深みがある。コクも程よく味のバランスも良い。個人的にも好きな銘柄。

◆このバーボンと出会った場所
自宅にて(ネットオークションで購入)

総合評価:A

※「味のものさし」や「総合評価」などの基準等は下記の総合案内をご覧下さい。
テイスティングノートの総合案内

スポンサーサイト



| trackback:0 | commnet:0 | ▲ PAGE TOP |

テイスティングノートについて(2008年8月31日付)

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

「バーボンウィスキー大百科」と命名してしまった以上、日記やコラムだけではなく、テイスティング記録と銘柄紹介をしていきたいと思っていました。サンプルでグランダッド114の紹介したはいいが、そのまま止まって早2年・・・ブログも再開したのだから、いいかげんテイスティング記録も載せないと思い始めました。

「さて、どこから書き始めようかな~」とここ数日考えていて、有名な銘柄からスタートするか、それともアルファベッド順からスタートするか、はたまた自分の好きな銘柄からスタートするのか、などなど色々考えているのですが、うまくいきません。なにせ、800種類くらいのテイスティングのため、メモが何十冊にもなり、写真も膨大な上、銘柄によってあったり、なかったりと整理に時間が掛かりすぎてしまうのです。

そこで、今思っているのは、新しい順から古い物へ遡っていくということです。と言うのも過去の物から始めるより、最新の方が記憶もそうですが、データの場所もわかりやすいからです。

最初は全く脈絡のない銘柄が連なる可能性がありますが、ある程度増えてきたところで、カテゴリーをさらに細分化し(やっぱりアルファベッド順かな~)ブログにアクセスした方へ見やすくなるように整理したいと思います。後からカテゴリー分けや日付け操作で順番をいじれるってほんとブログは便利ですね。

え~・・・前置きが長くなりましたが、ブログの重要なひとつでもあるテイスティングノートをそろそろ再開しようと考えているお知らせでした。息切れしないように頑張り続けるのが課題ですね。

| trackback:0 | commnet:2 | ▲ PAGE TOP |

8/28(木)今日のバーボン:まろやかで甘いオールドウェラー・アンティーク107

VFSH0139.jpg VFSH0138.jpg VFSH0137.jpg

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

今日は会社帰りにさくっとバーボンを飲みたい気分だったし、ちょうど新宿西口に用事があったので、まだ行った事のない「BAR HERMIT WEST(バー・ハーミット・ウエスト)」へ行きました。このバーは「バーボンサイド」と「スコッチサイド」分かれているユニークなバーで、自分の好みに応じて、どちらかへ入るようになっています。当然私は「バーボンサイド」の扉を開けました。

カウンターとテーブル席があり、ほぼ満席で賑わっていました。メニューが蒸留所別に分かれていて、各銘柄の説明が書かれているので、初心者やウィスキーが良く分からない人は分かりやすいかもしれません(ただ、私はお店の人が話しかけてこない雰囲気は物足りなかったですが)。そんなメニューを見ながら、2つの銘柄を味わいました。

今日の銘柄は・・・
*ブラック・メープルヒル・ライ18年 95P(※写真左)
⇒メニューを見てたまたま飲んでいない銘柄があったので、オーダー。バーズタウン産というので、恐らくヘヴンヒル原酒だろう。香りは甘く、後からアルコールが鼻にツンとくる。しばらく時間を置くとフルーティーさが出て香りが開いてくる。味わいはまろやかでコクのある甘さ目立つ。18年熟成だけにコクも甘さもあるが、ライだけにややスパイシーな感じも伴っている。18年熟成だけに、それなりに良い味だが、やはり90年中期以前のライウィスキーに比べてしまうと、物足りなさもあるのも確かだ。

*オールドウェラー・アンティーク 107P(※写真中・右)
⇒フランクフォートのバッファロートーレス原酒の銘柄。実は私は最近出ているバーボンの中ではこれが好きなのです。そして、この銘柄はロックで飲むことが多いのです。度数が高めのせいか、ストレートで飲むとややヘビーで飲みづらいのですが、ロックにすると全体に丸みが帯びて、甘みも良い感じでまとまってきます。この写真の様にバーで使うきちんとした氷ならばだらしなく解けることは無く、度数も高いお酒なので、ロックでもしばらく美味しく味わえます。まろやかであま~いこのウェラーのロックは私のお気に入りのひとつです。

この「BAR HERMIT WEST(バー・ハーミット・ウエスト)」のバーボンサイドは現行品が主流ですので、バーボンの入門には良いお店かもしれません。

※新宿「BAR HERMIT WEST」
BAR HERMIT WEST

| trackback:0 | commnet:0 | ▲ PAGE TOP |

8/26(火)今日のバーボン番外編:初めてのボトルキープ

VFSH0135.jpg

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

「オールドフォレスター」に「ブラントン限定ボトル3種飲み比べ」と久しぶりにバーボンの良さを堪能した私ですが、これで終わりません。実は、ボトルキープをしました!

現在、お店は「メーカーズマーク」のボトルフェアーをやっていたので、その知らせをHPで見たときに”ボトルキープもいいかな~”なんて漠然と考えたのです。それでお店に伺った際、マスターにそのことを話をしたら、別にメーカーズマークでなくてもいいよということになり、マスターが出せるボトルを考えてくれました。あれこれ一緒に考えているうちに、出てきたのがなんとこのボトル・・・・じゃ~ん!「プライベート・ストック15年」。

まさか、このボトルが出てくるとは夢にも思わなかったし、その日に飲みかった「オールドフォレスター」と「ブラントン限定ボトル3種飲み比べ」セットでとても良心的な値段でいいよと言ってくれたので、即決しました。

私がなぜ今までボトルキープをしなかったというと、今までは色々な種類の銘柄やボトルを味わいたかったのです。バーボンを飲み始めの頃は特にそうでした。ですので、ボトルキープでひとつの銘柄を飲み続けるということは全く考えたことがありませんでした。

ただ、最近は生活環境の変化で使えるお金も限りがあるし、何か気に入った銘柄をひとつ選び、バーでゆっくり好きなだけ味わってみるのもいいな~と思ったのがきっかけでした。

この「プライベート・ストック15年」はヘヴンヒルの原酒を使っていて、力強くパワフルな味わいです。元々個人専用のラベルが付けられていたパーソナルラベルのバーボンのため、ブランド名も「プライベート・ストック」となっています。その後、日本に入ってきてからはパーソナルラベル専用ではなく、「ケンタッキー・スプリングス・ディスティリング」という社名が記されたラベルで製造・販売されています。日本では1990年代中期~後期に出回っていました。

開け口はまだ酒質が堅いですが、時間が経てば徐々に角が取れて、味わいに丸みを帯びてくるはずですので、これからどう味が変化していくが楽しみです。こういう変化していく味を楽しめるのもボトルキープの楽しみ方のひとつかと思います。

いや~でもまさか、銀座のブルボンで「プライベート・ストック15年」をキープ出来るとは。マスターに感謝です。しばらくはお店へ行く度ごとに「プライベート・ストック15年」ともう1杯何かのパターンでバーボンを楽しみたいと思います。

| trackback:0 | commnet:2 | ▲ PAGE TOP |

8/26(火)今日のバーボン:見事なマスターの采配~ブラントン3種の飲み比べ~

VFSH0134.jpg VFSH0133.jpg VFSH0132.jpg

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

今日は仕事を早めに片付け、銀座の「ShotBar BOURBON」へ。1周年記念の時に伺って以来なので、約2ヶ月近くご無沙汰。最近、バーボンの飲み歩きを再開し始めたので、やはりこのお店は欠かせません!バーボンの数もそうですが、マスターとのバーボン談義も楽しみのひとつです。いざ!期待を込めて店の扉を開けた。

今日の銘柄は・・・
*オールドフォレスター 86P
⇒お店のオープンから20時までの限定で日替わりのバーボンが500円で飲めるのです(※2008年8月現在です)。「今日のバーボン」ということで、最初の一杯にいただいたのがこれ。オールドフォレスターと言ってもボトルネックに「86」とあり、ボトルの両サイドにくぼみがあるもの。90年代に出回っていた今となってはオールドボトルです。香りはフルーティーで心地よい甘さ。味わいもやわらかめでバランスも良く、最初の一杯にはふさわしい銘柄。この頃のお酒は変なエグみもなく素直に美味しいと思える味が多い。ちなみに、この銘柄のこのボトルこそ、私がバーデビューで最初にオーダーしたボトルです。その頃を思い出しながら味わいました。

その後、マスターが出してくれたのは、この3本!

*ブラントン1998(ラ・メゾン・ドゥ・ウィスキー50周年記念ボトル) 93P ※写真左
⇒フランスの酒屋の250本限定ボトル。香りはさわやかでフルーティー。味わいは樽香の伴った甘さがあり、後からややスパイシーな辛さが出る。久しぶりのブラントンだったが、明らかに通常のものとは異なるブラントンだった。

*ブラントン・プライベートストック 93P ※写真中
⇒こちらはまた別の限定ボトルで196本限定。香りはフルーティーだが、金属っぽい香りもありどことなく面白い。味わいは最初コクのある深い甘さが出るが、後味がドライでスパイシー。口に含んだ時からフィニッシュまでの変化もあり、面白い味わい。

*ブラントン1999(ラ・メゾン・ドゥ・ウィスキー・コレクターズエディション) 103P ※写真右
⇒1998と同じく、フランスの酒屋の210本限定ボトル。香りはさわやかでフルーティー。カラメルのような芳醇な甘さも出ると思えば、えんぴつの芯や粘土みたいな面白いものも出る。味わいはまろやかで深い甘さ。甘さはブルーベリーの様で樽香も少し漂う。1998より甘みも強く、バランスも良い気がする。個人的にも3つの中ではこれが一番好みだ。

う~ん、今回改めて思ったのは、飲み比べの楽しさと飲む順番の妙。この中で一番ユニークだったのが2番目に飲んだ「ブラントン・プライベートストック 93P」。そして一番好きな味は「ブラントン1999」。こうして3つ比べると微妙な個性の違いも分かるし、通常のブラントンとの違いもよく分かります。あと、順番が大きなポイントで、クセのある面白いボトルが真ん中にあるから他の2つの違いが際立って感じられるのです。このボトルをそれぞれ単独に味わっていたら、面白さが半減していただろうし、順番が違っていたら、2番目のボトルの味しか印象に残らなかったかもしれません。これもブルボンのマスターの采配の妙だったと思います。

ブラントンの飲み比べをして、バーボンの奥深さを改めて感じました。お酒もそうですが、久しぶりにマスターとのバーボン談義も楽しめ、大満足の夜でした。

でも、この日はまだ他にも嬉しいことがありました。実は初めてボトルキープをしたのです。
さて、どんな銘柄かと言うと・・・・・これは次回の「番外編」で書きたいと思います!

| trackback:0 | commnet:0 | ▲ PAGE TOP |

ランドルフのつぶやき~第1回:「バーボンらしさとは?」

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

自称”バーボン愛好家”のランドルフがバーボンに関する思いや考えを好き勝手言ってしまうシリーズです。
今回のテーマは「バーボンらしさとは?」です。

「この味はガツンときてバーボンらしいな~」、「このクセのある味がやっぱりバーボンだよ~」。
たまにこんな声を聞くことがあります。
アメリカのお酒のバーボンですから、カウボーイが荒野でボトルごと”グイっと”飲み干すような、ワイルドなイメージが強いせいか、どこか味わいの中に”ガツン”とくるものがないとバーボンらしさが無いと言われてしまうのかもしれません。

そういう観点から「バーボンらしさ」とは、どこかクセがあって、ワイルドな酒で、喉越しに”ガツン”とくるヘビーなものが”バーボンらしいバーボン”ということになるのかもしれません。

でも、私は正直そんなことはどうでもいいし!「バーボンらしさ」という枠自体意味が無い!というのが持論です。穏やかな酒質でも、荒々しい酒質でも、上品でも、粗野でも全てバーボンだと思います。

以前、ある飲み手が1950年代のヴィンテージバーボンを「凄く美味しいけど、これはバーボンらしくない。だからバーボンと認めたくない」というような発言をしていました。私はこういう考えが全く理解できません。美味しいのなら素直に「美味しいバーボン」と認めればいいと思います。

私は様々な種類のバーボンを味わってきましたが、どれも微妙な違いがあってそれが個性的であり、個性がない感じのものもそれがまた個性と考えています。先の飲み手の発言のような考えでは、視野を狭くし、純粋にバーボンを楽しめないと思います。もっと言えば、こういう考えが、バーボンの地位を貶めてしまうことになり、偏見の目で見られる原因とも思います。

バーボンの中にはモルトに負けないくらい驚くほど美味しいものもあります。
小さい枠にとらわれず、広い観点からバーボンを楽しんでいきたいものです。

| trackback:0 | commnet:0 | ▲ PAGE TOP |

私のバーボン人生:第5話~浪速が、日本が、そして世界が誇るバーボンの雄「呂人」~

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

関東のバーボン専門店「ジョージア・ムーン」、「ボギーズ・バー」、「ブラック・ハート」、「ミルウォーキーズクラブ」、「ライムストーンウォーター」、「曼荼羅屋(現在閉店)」、「バナナバー」を飲み歩く日々が続いていたある日、仕事の出張で大阪に行く用事が出来ました。当然、私はこれを機に関西のバーボンバーに行こうと計画をしました。関西のバーボンの名店の噂は色々聞いていましたが、その中の”ある店”の噂は東京のバーボン専門店のあちこちから日々聞いていました。「ジョージア・ムーン」のマスターは”あそこは日本一だし世界一”と評し、「ブラック・ハート」のマスターは”あそこは気ちがい(もちろん良い意味で)です”と評していました。そんな噂を聞いていたので、私は迷わず、その店に行くことを決めました。そのお店の名は大阪・守口にある「呂仁」でした。

お店に入ると早速数々のバーボンがお出迎え。思っていたよりお店は狭く、正直最初は「そんなに言われているほど数はないな・・・」などと思っていたら、建物全ての階(その当時は3階まで)にカウンターがありびっしりバーボンに埋め尽くされていました。まさか3階までバーボンで埋め尽くされているとは露知らず、飲んでいる途中で教えてもらいびっくりしました。
確かに”世界一”だとか”気ちがい”と言われる理由がよ~く分かりました。

これだけの凄い数あると、何を飲もうかと悩んでいたところ、店員の方に「ストーンキャッスルOLD No.53」を勧められました。この当時はまだ日本で発売前でマスターTさんの繋がりで先に呂仁に入荷したそうです。それくらいバーボン業界に影響力がある方なのです。そして、ストーン・キャッスル繋がりで非売品のワイルドターキー原酒のボトルも味あわせていただきました。これは蒸留所を訪問した際に樽から特別に分けてもらったボトルとのことです。そんなエピソードやバーボン談義を楽しみながら、「JTSブラウン6年BIB」「オールドエズラ15年特級」「コロネルランドルフ16年」と進んでいきました。

ある程度味わった頃、店員の方が「こんなのどうですか?」とお勧めボトルを上から数本持ってきてくれたのですが、これがまた凄いものばかり!全部禁酒法時代のボトルの数々。その当時、私はそんな時代のボトルは見たことも、味わったことも殆ど無かったので、度肝を抜かれてしまいました。「スペシャルオールドリザーブ」、「サニーブルック17年(1917年)」、「グッケンマイヤー・ライ(1914年)」など見たことも聞いたこともないボトルでした。「グッケンマイヤー・ライ(1914年)」などは樽を一度ドイツに送り熟成し、ボトリングしたという珍しいボトルでした。とにかく最初から最後まで凄いボトルのオンパレードで、関西の名店の夜を満喫しました。

私が伺った日は運悪く有名マスターのTさんは不在で、他の店員の方にお相手をしていただきましたが、さすが呂仁の店員さん、かなり知識も豊富で、私の知らないこともいろいろ教えて頂きました。今度はマスターのTさんがいらっしゃる時にまた再訪したいです。

そんな感じで関西の名店訪問を楽しみ、その後も関東のお店を飲み歩いていきました。その頃、私の飲んだバーボンの数400種類になった頃、追いかける銘柄も頭打ちに成り始めました。そんな中、あるサイトの掲示板に横浜でバーボンの専門店がオープンするという情報を目にしました。このお店とマスターこそが私のバーボン人生の中でとても大きな出会いになるのでした・・・

「第6話」へ続く。。。

| trackback:0 | commnet:0 | ▲ PAGE TOP |

私の思い出のバーボン~第10話:オールド・グロームス12年 125プルーフ革ラベル

PICT0449.jpg

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

私がこのボトルと出会ったのが埼玉・川口の「ミルウォーキーズ・クラブ」でした。その当時私はグロームス好きで、ここに初めて訪問した際も、12年の特級と16年が目当てだったのです。その2つの銘柄を続けて注文したせいか、マスターのSさんが「少しだけだけど、こんなボトルもあるんだよ」ということで少し味見をさせていただいたのがこのボトルでした。

一口味わってみると衝撃的な味わい。濃厚なコクと甘さそしてガツンとくる辛さもあり、度数もあるせいか非常にパワフルな味わい。チョコレートのような甘みがずっと下に残ります。バーボン好きなら何度でも飲んでみたい味わいだと思います。私もその後、下北沢の「曼荼羅屋(※現在閉店)」、明大前の「バナナバー」、伊勢原の「テイクファイブ」、大宮の「FIVE」で味わいましたが、やはりいつどこで飲んでも美味しかったです。

このオールドグロームスシリーズはシカゴにある業者がジムビーム社から樽ごと原酒を買い取り、シカゴで熟成・ボトリングをしているのですが、この革ラベルのボトルだけなんとなく味わいが違う気がしました。最初、ヘヴンヒル原酒かな?と思ったのですが、このシリーズ自体はジムビームの原酒なので、そう思っていました。

ところが、名古屋の某バーボン専門店のマスターのお話だと、このボトルにはワイルドターキーの原酒が入っているというのです。オールドグロームス社が勝手にターキー原酒をボトリングして売りだしたか、日本の輸入元がターキー原酒のボトルを勝手にグロームス社のラベルで出したか、どっちだったか忘れましたが(確か後者だったような)、ターキー原酒だというのです。確かにグロームスシリーズは私が知る限りでは10年(これが一番最初らしい)、12年(101P&121P&125P)、15年、16年、17年(これが一番レア)、20年とありますが、この125Pだけ革ラベルで異色のボトルです。それ以外は大抵ラベルが似ています。

まあ、事の真相は分かりません。
ただ、ジムビーム原酒だろうが、ターキー原酒だろうが、このボトルの酒は美味いことに変わりありません。
今となってはかなりレアなボトルになってしまい、ショットもかなりのお値段になってしまうと思いますが、バーボンファンの方にはぜひ一度味わっていただきたいです。ジムビーム原酒か?はたまたターキー原酒か?みなさんはどう思うのでしょうか・・・

| trackback:0 | commnet:0 | ▲ PAGE TOP |

8/15(金)今日のバーボン:極上のエヴァン・ウィリアムズ23年1966

スポーク セントニック エヴァン66

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

今日は2年ぶりに大宮の「FIVE」を訪問した。ここ2年間は仕事や生活環境の変化から飲みに行く機会も激減していた。今回たまたま翌日に朝早く長野に行く用事が出来たので、この機会を逃すものか!と、お店近くのビジネスホテルを予約して、いざ、「FIVE」へ向かった。

今日の銘柄は・・・
*ラッキーストライク15年 101P
⇒知る人ぞ知るマニアックバーボン。まるやかでコクがあり、甘さも深い。味わい自体もパワフルで素直に美味しい!80年代後半から90年代初頭ボトリングのヘヴンヒル長期熟成原酒の良さが出ている銘柄。

*バーボンスター15年 101P
⇒コアなバーボンファン中にはこれを追い求めている人もいる、同じくマニアックなバーボン。ラッキーストライク15年と同じく、80年代後半にボトリングされたヘヴンヒル長期熟成原酒で、コクも甘さも深く、味わいはパワフル。個人的にも好きな味わい。

*エヴァン・ウィリアムズ・シングルバレル17年 86.6P
⇒1989蒸留/2006ボトリング。フランス最大のウイスキー流通業者である“ラ・メゾン・デュ・ウイスキー”向けボトリングで同社の50周年記念に特別に瓶詰めされたもの。香りはフルーティーでオレンジ、マーマレード、レモンのようなさわやかな柑橘系の甘さ。味わいは樽香の伴ったまろやかな甘さが目立つ。バランスの良い味わい。

*オールド・フィッツジェラルド1849 90P(特級)
⇒この銘柄の特級ボトルは珍しく、私も初めてお目にかかりました。この時代のボトルはスティッツェルウェラー蒸溜所の原酒(1991年蒸留所閉鎖)なので(現在はヘブンヒル社バーンハイム蒸留所)、味わいが違う。バランスが良く、甘みが深い。個人的にもフィッツ好きなため、大変嬉しい銘柄だった。

*ツイステッド・スポーク16年 105P ※写真左
⇒インパクトのあるこのジャケットの銘柄もバーボンファンの間では根強い人気がある。シカゴの業者(確かバーかレストラン)のプライベートボトルで、原酒はパピーヴァンウィンクル社から買い付けたもの。ジャケットだけでなく、味わいもインパクトが強く、深い甘さとガツンとくる辛さがとてもいい。久しぶりの味わえて嬉しかった。

*ヴェリー・オールド・セント・ニック15年 旧ボトル 107P ※写真中
⇒これも久しぶりに味わうボトルで、私のお気に入りの銘柄のひとつ。現行品でも出ているが、これは90年代初頭のファーストロット。見分け方はジャケットの大きさ(古いものは大きい)と裏ラベルの仕入先が「伊藤忠商事」か「東亜商事」になっている。90年代初頭ボトリングのヘヴンヒル長期熟成原酒の良さが出ていて、深いコクと甘さ、さらにガツンとくるパワフルな味わいが魅力。

*エヴェン・ウィリアムズ23年 1966 107P ※写真右
⇒今日のハイライトはこれ!しかもヴィンテージが1966。バーボンファンなら垂涎のボトルです。マスターのご好意で味あわせて頂くことになりました。香りは芳醇な甘さで、長期熟成のブランデーのよう。ミルクやメープルシロップも出る。口当たり芳醇で、ミルクチョコレートのような深い甘さが長く続いていく。後味も芳醇な甘さがしばらく残る。久々に素晴らしいバーボンを味わうことが出来た。実は数年前に一度同じボトルを味わっているのだが、そのボトルが開封後してからかなり年数が過ぎていたため、味が劣化していた。今回本当の1966年の味を満喫することが出来た。

2年ぶりの訪問でしたが、マスターも、店員のSさんも以前と変わらぬもてなしで安心して楽しむことが出来き、いままでの鬱憤を晴らすように美味しいバーボンを飲めたので、とても上機嫌な夜だった。

※大宮「FIVE」
FIVE

| trackback:0 | commnet:0 | ▲ PAGE TOP |

8/13(水)今日のバーボン:久々に味わう最上級の”4つの薔薇”

VFSH0357.jpg VFSH0356.jpg

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

今日は会社のすぐ近くにある「Beer Cafe ザンク」へ。ここは名前の通りビールが中心で特にバーボンが豊富という訳ではないが、ある程度銘柄が揃っている。ここのいいところは、ノーチャージ&ノーTAXで元々価格もリーズナブルな上にダブルが全品+400円(※2008年8月現在)という超お得なお店で、高いお酒ほどダブルにするとよりお得になります。そんな訳で私にとっては軽く1杯だけさくっと味わいたいときにはもってこいのお店なのです。

今日もそんな気分で、何を飲もうかな~とメニューを見渡して、目に付いたのがこの銘柄でした・・・

今日の銘柄は。。。
*フォアローゼス・プラチナ(86P)
⇒フォアローゼスシリーズの最上級品で、長期熟成の選び抜かれた樽のヴァッティングで作られているという。正直、私は数あるバーボンの中でもフォアローゼスは苦手な部類で、数年前に味わった時もあまり印象に残りませんでした。ただ、久々に味わったせいか、「フォアロゼのプラチナも悪くないな~(まあ、一応最上級ですからね)」と見直しました。深い甘さと程よい辛さ。全体的にやはり上品な印象があり、ボトルデザインにふさわしいような印象でした。

Beer Cafeザンクはきれいにカットされた氷か丸い氷で出してくれるのも嬉しいです。ですので、ここでは”ダブルをロックで”といつも注文しちゃいます。

※中野「Beer Cafeザンク」
Beer Cafeザンク

| trackback:0 | commnet:2 | ▲ PAGE TOP |

8/12(火)今日のバーボン:新宿のバーボン専門店「KEN'S BAR」初来店

VFSH0352.jpg VFSH0354.jpg VFSH0355.jpg

人気ブログランキングに参加中です。ゲストの皆さん、よろしければ投票をお願いします!
 まずは投票のために下記のバナーを
それぞれ1クリックお願いします。
               にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ banner2.gif
            押していただいたら、また戻ってきてくださいね!

仕事や家庭の環境の変化でここ1年くらいはバーボンを飲みに行く機会がめっきり減ってしまった。そんなんじゃ駄目だ!という自分の心の声が聞こえ(笑)、少しづつでもいいから飲みに行こうと!、再び立ち上がったのです。そんな訳で最新のバーボン専門店を調べていたところ、新宿にある「KEN'S BAR」というお店が出てきました。以前、口コミで聞いたことがあったので、職場に近いということもあり、思い切って行ってきました。

お店は7~8人で満席になりそうなスペースですが、周りはバーボン一色!こういうお店が新宿にも出来たことは嬉しくなる。お店はマスターと若手のバーテンダーさんで切り盛りしていて、バーボンに対する愛情がこちらにも伝わってきて、バーボン談義にも花が咲きます。

久々に何を味わおうかと思ったが、メーカーズマークが目の前に飛び込んできたので、 久々にメーカーズマークを味わうことにした。

今日の銘柄は。。。
*メーカーズマーク・ブラックトップ(90P) ※写真左
⇒ちょっと前までは普通に売っていた日本限定ボトルだが、終売となるやあっという間に消えてしまい、今は貴重なボトルになってしまった銘柄。なんとなくロックで飲みたい気分だったので、ロックで味わうことに。深い甘さとコクがあり、素直においしい。ロックにしてもあまり時間が経たなければ、味もしっかりしている。久々に味わっただけに以前よりおいしく感じられました。

*メーカーズマーク・ゴールドトップ(101P) ※写真中
⇒次は何にしようか悩んでいたところをブラックに続いてということで、その流れのままゴールドを勧めていただいた。やはり甘さと深いコクが感じられるが、ゴールドの方がブラックより甘さが上品。これまた懐かしい味で、ストレートでゆっくり味わった。

*エヴァンウィリアムズ12年 90年代初頭(101P) ※写真右
⇒写真のラベルだけでは分からないが、90年代初頭のボトルで、輸入元は丸紅食料でもありません。マスターのお話では沖縄の輸入元の会社がヘヴンヒル社から「スプリングリバー」という銘柄を輸入した際、一緒に入れたものらしい。いざ味わってみると、これが現行とは比べもんにならないくらい美味い!甘さもしっかりとあり、後味にもとてもよい甘さしばらく舌に残る。マスターの話によると、かなりいい樽から出してくれたボトルではないかということだ。確かに単に90年代初頭だからというだけではないような感じだった。

久々のバーボン飲みだったが、やはり専門店で味わうバーボンはいいものだ。

※新宿「KEN'S BAR」
KEN'S BAR

| trackback:0 | commnet:0 | ▲ PAGE TOP |

ブログ再開へ向けてと最近のバーボンについて

仕事や個人的な諸事情により長らくストップしていましたが、そろそろ再開させていきたいと考えています。この2年の間回数は減りましたが、バーボンは飲み続けています。過去のテイスティングノートのストックもあるし、まだ中途半端なシリーズもあるので、少しづつでも再開していきたいと考えています(一応、いまのところの気持ちは・・・)

最近のバーボンを味わって思うのは、年々レベルが下がってきていることです。特に幅広く流通されている銘柄は顕著に感じます。味わいに個性がなくなり、どれも同じような味わいに感じたりします。
元々バーボンはシングルモルトほど個性がないと言われてきましたが、少し前まではそれなりの個性もあったと思います。今の銘柄では正直、厳しいと思ってしまいます。とても残念な傾向です。

しかし、その一方で個性的なバーボン(アメリカンウィスキー)も出てきました。アメリカ本土でバーボンが見直され、シングルモルトみたいに色々な樽(た例えばワインの樽)で寝かしたものとかも出てきて、非常にユニークです。これは歓迎すべき傾向だと思います(あまりやり過ぎなければ)。色々ユニークな挑戦をしているバッファロートレース蒸留所やウッドフォード蒸留所には今後期待していきたいですね。

| trackback:0 | commnet:2 | ▲ PAGE TOP |
 | ホーム | 

プロフィール

ランドルフ

Author:ランドルフ
当サイトにアクセスありがとうございます。バーボンウィスキーにはまって以来、飲みに飲み続けて早6年。取り続けたテイスティングメモの数が800種類を突破しました。良くも悪くも凝り性のため、世界中に出た全てのバーボンを味わうことを目指しています。同じウィスキーでもバーボンは下火傾向ですが、スコッチやシングルモルトに負けないくらい魅力があります。そんなバーボンの魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。

※ハンドル名は私の大好きなバーボン「コロネル・ランドルフ16年」から由来しています。

※バーボンそしてウィスキー好きの方、もしよろしければ何かコメントやトラックバックを是非残してください。

※当サイト内の画像・文章等は著作権法で保護されています。当サイトの文章及び写真、コピーの無断複写 ・転載などを禁じます。複写・転載を希望される方はお問い合わせください。

カテゴリー

最近の記事

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

アクセスカウンター