バーボンウィスキー大百科
バーボンウィスキーに魅せられ、飲み続けた銘柄は800種類を突破。そのテイスティング記録、思い出の銘柄、コラム、飲み歩き日記など、バーボンはもちろんアメリカンウィスキー全てに関するお話と魅力を語ります。
10/4(土)今日のバーボン:ついに味わう!96年前のヴィンテージバーボン



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今日は待ちに待った日。そう、銀座の「ShotoBar BOURBON」にてイベントが開催され、そこで96年前に蒸留されたバーボンを飲むからです。96年前というので、禁酒法時代どころか、それよりも前のバーボン。いったい、どんなバーボンなのか期待を胸に店の扉を開けました。。。
今日のバーボンは・・・
●CHICKEN OF COCK 1912/1919 100P ※写真左
(チキン・オブ・コック 1912 100P)
1912年蒸留・1919年ボトリングの禁酒法時代以前のバーボン。どこかで・・・見たようなボトルのような・・・・そうです!「コック・オブ・ザ・ウォーク」のラベルとそっくり。マスターいわく、「このボトルのイメージを現代に甦らせたんでしょう」とのこと。香りはフルーティーで芳醇。香りはかなり生きています。味わいは甘さも深めで、黒糖の様な甘さもありますが、やや枯れた感じ。化粧品やシャンプーっぽい感じもあります。素直に美味しいと思えるバーボンですが、正直インパクトはありません。そういう意味では大きな期待は抱けない味ですが、それでも”この時代にバーボンを味わえた”という事に大きな意味がありました。
この日は当初予定していたイベントプランが開催できず、2本目、3本目は好きなものを選んで良いとのこと。マスターが「開いているボトルならばどれでもいいよ」ということだったので、2本目はこれを選択。
●OLD TAYLER 1962/1966 100P ※写真中
(オールド・テーラー 1962/1966 100P)
1962年蒸留・1966年ボトリング。私のお気に入り銘柄のひとつ。香りは芳醇、 チョコレートの様な甘さやインクやダンボールっぽい感じも出る。味わいは熟した果実や焦げた感じの苦味が出る。甘さの広がりや余韻もとても良い。この時代のテーラーもやはり美味しい。ただ、ものすごくインパクトがあるというまでにはいかない。
そして、最後のボトル。数日前にお店のブログで紹介されていたのを見て、ぜひ、飲んでみたいと思っていたのが、これです・・・
●WILD TURKEY 8yo 1975/1983 101P ※写真右
(ワイルドターキー8年 1975/1983 101P)
ターキーの80年代前半ボトリングのボトルは珍しく、これは1983年のボトリング。これはとても面白い味わいで、口当たりからとてもまろやかで、果実のようなフルーティーな甘さが広がる。ターキーと言えば、もう少しワイルドでピリピリした味わいのイメージですが、この80年代初期のボトルはそんな面影が全くありません。現在のターキー党の方には物足りない味わいかもしれませんが、私個人としてはこちらの方が好み。でも、同じターキーでも初期の味がこんな感じだったとは以外で、とても興味深かったです。
今日は15時過ぎからスタートし、マスターとのバーボン談義を楽しみながら、ゆっくりと3銘柄のバーボンを味わいました。バーボンはガブガブ飲んで楽しむお酒だけではありません。ゆっくり時間を掛けて味わい、その時代に想いを馳せたり、時代による味の違いを楽しんだりと、色々な飲み方を楽しむことも出来ます。バーボンの奥深さをまた改めて感じた日でした。
*銀座「ShotBar BOURBON」
ここに行けば今回紹介したボトルやその他のレアボトルにいっぱい出会えますよ!
ShotBar BOURBON
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