バーボンウィスキー大百科
バーボンウィスキーに魅せられ、飲み続けた銘柄は800種類を突破。そのテイスティング記録、思い出の銘柄、コラム、飲み歩き日記など、バーボンはもちろんアメリカンウィスキー全てに関するお話と魅力を語ります。
2/2今日のバーボン:10MLの山崎50年より3本の激うまバーボン



この日は夕方から霞ヶ関の日本旅行業組合(通称JATA)へ。仕事で「鳥インフルエンザセミナー」に出席。仕事柄このような知識も要求されるため、社内を代表して外部のセミナーに出ることもある。20時過ぎにセミナーは終わり、このまま帰るのはもったいないということで、久しぶりに六本木の「アボット・チョイス」へ。マスターのIさんは元ジョージア・ムーンのマスターで、私がバーボンに夢中になるきっかけを作ったA級戦犯(?)でもあります。実は数日前Iさんから、”いいバーボンが入ったから”と連絡を頂いたのです。
今日の銘柄は。。。
*メーカーズ・マーク・キーンランド1997 90P ※写真左
⇒ケンタッキー州のキーンランド競馬場で毎年開催されるレースMaker's Mark Mileを記念して発売されるボトルで、これは5000本限定の1997のボトル。今となっては結構貴重なボトルです。香りは濃厚な甘さでフローラル。少し時間を置くとバターっぽいオイリーさが出る。味はまろやかで深い甘さ。カラメル、水あめの様な感じ。時間を置くとよりマイルドになり、甘さの余韻も長い。その当時のレッドと比べてもこちらの方がさすがのレベルは高い。
*アーリータイムズ・ヘリテージ120周年記念 90.4P ※写真中
⇒アーリータイムズ創業120周年を記念して(ちなみに元祖アーリータイムズ蒸留所自体はとっくの昔に消えています)作られたボトル。私はこれが凄く飲みたかった。香りは芳醇で深い甘さ。長期熟成のブランデーの様。味は芳醇で深い甘さ、ミルクチョコレートのよう。後からフルーティー。後になるほど甘さがじわりと増し、余韻も長く、素晴らしい。
*I.W.ハーパー4年BIB ※写真右
⇒1946年秋蒸留、1950年秋ボトリング(表記上は3年か?)のハーパー。正直私が想像していた以上のおいしさだった。香りはクリーミー。やや鼻にツンとくるアルコール臭。短時間で「クリーミー⇒オイリー⇒フルーティー」と変化し、とても面白い。味は芳醇でフルーティー、後から熟したフルーツのような甘さがじわっと広がってくる。余韻も長く、時間が経っても味が崩れない。4年熟成とは思えない完成度。素晴らしい味わいだった。
最近出た雑誌で見たのだが、ここの近所のお店ではなんと「山崎50年」をショット売りで出しているとのこと。値段は10ML(つまり1ショットの1/3)で3万!希少価値あると言えばそれまでだが、私はそれよりはるかにリーズナブルさで、うまいバーボン味わっているほうがいいな。
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