バーボンウィスキー大百科
バーボンウィスキーに魅せられ、飲み続けた銘柄は800種類を突破。そのテイスティング記録、思い出の銘柄、コラム、飲み歩き日記など、バーボンはもちろんアメリカンウィスキー全てに関するお話と魅力を語ります。
私のバーボン人生:第3話~怒涛の東京飲み歩き物語
「ジョージアムーン」でバーボンの魅力にすっかり取り付かれてしまった私は、他のバーボンの豊富なバーへ行ってみることにしました。こうして2002年6月のある日、まず私が訪れたのは新宿の「ボギーズ・バー」でした。横長の狭いスペースにびっしりバーボンが並び、装いはまるで西部劇のイメージ。バックバーに並ぶ約200種ほどのボトルはもちろんバーボン。しかも、バーボン以外はビールしかない。だから、「バー」と言うよりは「酒場(サルーン)」という方がしっくりくる。スタンディングで飲む人、1杯のバーボンを一気に飲み干し帰る人など、ワイルドな飲み手が集まってくる。こんな中で味わうバーボンも、これはこれでいいものだ。場所は新宿だが、全体的に値段はかなりリーズナブルで、気軽に立ち寄って飲めるのがいい。しかも、この当時は結構珍しいものも揃っていたので、その後も何度か通いました。
定員のNさんは気さくなお兄さんという感じで、とてもユニークなキャラ。時にはおちゃらけ、時にはまじめと緩急の使い分けがうまく、訪れるお客を楽しませていました。ご自身も90年代初頭のいわゆるバーボンブーム時代から飲んでいるので、その当時からの銘柄には詳しく、マニアックな銘柄も教えてもらいました。
そして、時同じくして、通ったのが、国分寺の「ブラックハート」です。”都心ではなく、東京のはずれに、バーボンが揃うバーが本当にあるのか?”と半信半疑でしたが、好奇心いっぱいの私を充分満たしてくれました。ここの魅力はなんと言っても「厳選されたボトル」です。単に数では、他のお店に負けるかもしれませんが、置いてあるボトルはかなり良いものばかり。また、値段もごく一部を除き、全て1000円~2000円の範囲で、中には”これ、ほんとそんな値段でいいの?”と思いたくなるボトルもありました。一例を挙げると、「エヴァンウィリアムズ23年1969」2,000円、「パピーヴァンウィンクル23年」2,000円、「オールドケンタッキースペシャルリザーブ15年」1,000円など。その他、「I.W.ハーパーBIB1974」、「オールドテイラーBIB1917」、「オールドクロウBIBホワイト」、「I.W.ハーパー99」など激うま・珍しいバーボンなど色々飲むことが出来ました。
マスターのIさんはお若いのに、とてもバーボンに詳しく、ご自身もオールドバーボンに魅せられているとのこと。2001年には現地へ行き、蒸留所見て廻ったりもしたそうです。銘柄にはかなりこだわりを持っていて、数には興味が無く、スタンダード以外はあくまで自分がおいしいと思い、自身を持って勧められるバーボンだけ厳選して置いていると言っていました。その当時は私もまだバーボン初心者だったので、勧められたものを何度かお任せで飲みましたが、今振り返れば、かなりいいお酒だったと思います。ある意味、昔かたぎの職人を思わせる方でした。
こうして、「ジョージアムーン」「ボギーズバー」「ブラックハート」と都内のバーボンが豊富な店に通う日々がしばらく続き、その合間にも、銀座「JBA BAR SUZUKI」、「洋酒博物館」、「ディノバー」などへも飲みに行ったりしました。そんな日々の中、あることがきかっけで、品数が関東一とも言われている埼玉・川口の”あるバー”へ行くことになるのでした。
「第4話」へ続く。。。
※東京・国分寺「ブラックハート」
ブラックハート
※「ブラックハート」を紹介したコラム
美酒・美味達人伝
定員のNさんは気さくなお兄さんという感じで、とてもユニークなキャラ。時にはおちゃらけ、時にはまじめと緩急の使い分けがうまく、訪れるお客を楽しませていました。ご自身も90年代初頭のいわゆるバーボンブーム時代から飲んでいるので、その当時からの銘柄には詳しく、マニアックな銘柄も教えてもらいました。
そして、時同じくして、通ったのが、国分寺の「ブラックハート」です。”都心ではなく、東京のはずれに、バーボンが揃うバーが本当にあるのか?”と半信半疑でしたが、好奇心いっぱいの私を充分満たしてくれました。ここの魅力はなんと言っても「厳選されたボトル」です。単に数では、他のお店に負けるかもしれませんが、置いてあるボトルはかなり良いものばかり。また、値段もごく一部を除き、全て1000円~2000円の範囲で、中には”これ、ほんとそんな値段でいいの?”と思いたくなるボトルもありました。一例を挙げると、「エヴァンウィリアムズ23年1969」2,000円、「パピーヴァンウィンクル23年」2,000円、「オールドケンタッキースペシャルリザーブ15年」1,000円など。その他、「I.W.ハーパーBIB1974」、「オールドテイラーBIB1917」、「オールドクロウBIBホワイト」、「I.W.ハーパー99」など激うま・珍しいバーボンなど色々飲むことが出来ました。
マスターのIさんはお若いのに、とてもバーボンに詳しく、ご自身もオールドバーボンに魅せられているとのこと。2001年には現地へ行き、蒸留所見て廻ったりもしたそうです。銘柄にはかなりこだわりを持っていて、数には興味が無く、スタンダード以外はあくまで自分がおいしいと思い、自身を持って勧められるバーボンだけ厳選して置いていると言っていました。その当時は私もまだバーボン初心者だったので、勧められたものを何度かお任せで飲みましたが、今振り返れば、かなりいいお酒だったと思います。ある意味、昔かたぎの職人を思わせる方でした。
こうして、「ジョージアムーン」「ボギーズバー」「ブラックハート」と都内のバーボンが豊富な店に通う日々がしばらく続き、その合間にも、銀座「JBA BAR SUZUKI」、「洋酒博物館」、「ディノバー」などへも飲みに行ったりしました。そんな日々の中、あることがきかっけで、品数が関東一とも言われている埼玉・川口の”あるバー”へ行くことになるのでした。
「第4話」へ続く。。。
※東京・国分寺「ブラックハート」
ブラックハート
※「ブラックハート」を紹介したコラム
美酒・美味達人伝
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